ストップ注文とストップリミット注文の違い

今回はストップ注文とストップリミット注文の違いを解説していきます。

そもそもストップ注文もストップリミット注文も逆指値と言って、価格が思惑と反対方向に向かったときのプロテクションとして使用することを目的とした注文タイプです。

例えば、あなたがいま銘柄を買っていたとして、売ることを考えているとします。売りのターゲットラインは現在価格より上に置きますが、売りの損切りラインは現在価格より下に置きます。したがって、売りストップ・売りストップリミット注文は現在価格より下に入れるのが基本です。

逆に、あなたが銘柄を空売りしていて、買い戻すことを考えていた場合は、先ほどと考え方は逆になります。買いのターゲットラインは現在価格より下に置きますが、買いの損切りラインは現在価格より上に置きます。したがって、買いストップ・買いストップリミット注文は現在価格より上に入れるのが基本です。

ストップとストップリミットはトリガーされた後の挙動が違う

ストップとストップリミット注文は市場価格があなたのストップ、またはストップリミット注文の価格に触れた時点でトリガー(発動)されます。

(ビット・アスク・最終取引価格のうち、どの価格がストップ価格に触れるとトリガーするかは取引所によって変わってきますので、使用する前にちゃんと確認するようにしてください。)

ストップ注文はトリガーされたら「成行注文」に変換されます。買いストップなら成行の買い注文、売りストップなら成行の売り注文になるわけです。価格が著しく変わっているときに成行注文を発注すれば約定価格にスリッページ(約定価格が思った価格より悪くなること)を起こします。しかし、価格が悪くとも成行注文なのであなたの注文は確実に約定します。

対して、ストップリミット注文はトリガーされたら「指値注文」に変換されます。買いストップリミット注文なら指値の買い注文、売りストップリミット注文なら指値の売り注文になるわけです。指値を入れる価格はストップリミット注文を発注するときにあらかじめ決めておくので、ストップリミット注文がトリガーされたときに、あなたが指定した価格に指値の注文が入ります。覚えておく必要があるのは、指値注文は成行注文と違って、場合によっては約定しないことがあるということです。

ですから、ストップリミット注文を使用するときには使いどころをうまく考えなくてはいけません。ただ、うまく使いこなせればストップリミットは損切りだけではなく、利益を確保したり、相場の反転をとらえたりすることに使うこともできるので、覚えておいて損はありません。

“ストップ注文とストップリミット注文の違い” への5件の返信

  1. いつも大変勉強になるコメント、ありがとうございます。
    私はビットフライヤーでビットコインを取引しています。
    Genxさんは「しかし、価格が悪くとも成行注文なのであなたの注文は確実に約定します。」と仰いますが、ビットフライヤーではストップにて売りの成行注文をしておいても、履行されず失敗のステータスになります。これは取引所として、またロスカット出来ないため、あり得ないと私は考えますが、Genxさんはどのように考えられますか?

    1. 注文が理解と違う挙動を示した場合は、その時の板が特別な状況にあったかも知れませんし、取引所独自のルールが作動している可能性もあるので、失敗した注文IDを控えて、取引所に直接確認するのが良いでしょう。

  2. 迅速なご教唆、誠にありがとうございます。
    メールにてビットフライヤーご担当と連絡を取り合っていますが、先方でもシステムバグなのか何なのか、把握出来かねているようです。
    その失敗ステータスも画面を見ているうちに数秒で消えてしまい、記録から抹消されてしまいました。ログの解析も出来ていない様です。何度も同じ現象に遭遇しており、取引所を変えるべきかと思索中です。

  3. そうですね。その場合は、別の取引所にもアカウントを作成して、同じことが起きないか試してみるのが良いかも知れませんね。

    うまくいくことを願っています。

  4. ありがとうございます。
    これからも為になる講座を宜しくお願い致します。

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