AI生成サンプルをチョップ&フリップしたら、そのビートはAIアシストか?

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もしSunoからステムをエクスポートして、その中のひとつをサンプリングし、AbletonのSimplerでチョップしてフリップ、さらに新しいビートを作った場合──それはまだ「AIアシスト」と呼べるのか?
SunoみたいなAIツールからステムを出力して、それを自分でチョップしてフリップし、新しいビートを組み上げた場合、その最終トラックを「AIアシスト」と呼ぶかどうかは人によって違う。統一されたルールはまだ存在しない。
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「AIアシストだ」と言う立場
元の素材(ステム)がAI生成だから。たとえその後どれだけ自分で加工しても、出発点がAIならAIアシストとみなす。 -
「いや、それは自分の作品だ」と言う立場
サンプルを大きく変形し、自分のクリエイティブに基づいて全く新しいものを作ったなら、AIの関与は素材どまりであり、最終的な作品は自分のオリジナルだとする。
現状
- 明確な答えはない。
- 音楽コミュニティ全体でまだ議論の最中。
- 最も誠実なのは「AIステムを出発点にして、自分なりに作った」と透明性を持って伝えること。
まとめ:
ある人はAIアシストと呼び、別の人はそう呼ばない。クリエイティブな作業はすべて自分で行ったとしても、出発点がAIという事実が「ラベル」をグレーなものにしている。重要なのは最終的な創造性とプロセスを正直に示すこと。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz