AI生成音楽における作曲家の個性

プロンプトを使った音楽作曲では、作曲家それぞれの個性が表に出る。どんなプロンプトを作るか、AIから出てきた結果をどう評価するか、AIとの関わり方――そのすべてに個人の美学がにじむ。細かい指示を出す人もいれば、抽象的なイメージで導く人もいる。精密さを重視するか、独創性を優先するか、その基準の違いにも価値観が現れる。AIの自由さをどこまで受け入れ、どこでコントロールするか、そのバランスも表現の一部になる。AIが介在していても、音楽には作曲家固有の色が刻まれるから、それぞれの作品は確かにその人のものになる。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz