ヒップホップでよく聴く「スモーキーで太いドラム」の作り方

目次
ヒップホップでよく聴く「スモーキーで太いドラム」を作るには、いくつかのポイントがある。
サンプル選び
- キック: 低域がしっかりしていて太くパンチのあるキックを選ぶ。できればローが豊かに響くサンプルが理想。
- スネア: アタックが立っていてボディ感のあるスネアが合いやすい。
- ハイハットやシンバル: シンプルでクリアなものを選ぶと全体がまとまりやすい。
サンプル処理
- EQ: キックやスネアの不要な帯域を削り、欲しい部分をブーストして整理する。
- コンプレッサー: ダイナミクスを整えてドラムをタイトにする。
- サチュレーション: 軽めに歪みを加えることで厚みや存在感を足す。
レイヤー
- キックのレイヤー: ローが強いキックに中高域よりのキックを重ねて、太さとアタックを両立させる。
- スネアのレイヤー: 複数のスネアを重ねて奥行きや厚みを作る。
追加テク
- サイドチェイン: キックが鳴る瞬間にベースや他パートを少しだけ下げて、ドラムを前に出す。
- リバーブやディレイ: スネアやハイハットに少しだけかけて広がりを作る。ただしやりすぎるとモコッとしたり濁るので注意。
こうした基本をベースにしつつ、自分のスタイルに合わせて工夫していけばオリジナルなドラムサウンドが作れる。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz