トレードの世界では、「勝率が高い＝利益が出る」と思われがち。特に仮想通貨のようなボラティリティが高い市場では、多くのトレーダーが勝率の向上を重視しがち。でも、実際には勝率が高くても必ずしも利益になるわけじゃない。ここでは仮想通貨トレーダー向けに、勝率と利益の関係、本当の意味で有効な戦略構築のヒントをまとめる。
勝率とは何か
勝率は、トレードした全体のうち利益が出た回数の割合のこと。たとえば10回トレードして7回利益なら勝率70%。
勝率の誤解
勝率が高ければ利益も高いと思いがち。でも現実は違う。たとえば勝率が高くても、1回の負け額が1回の勝ち額より大きければ、全体で損することも。逆もまた然り。
損益のバランスが重要
本質は、「勝率」と「1回ごとの損益」のバランス。勝率50%でも、1回勝った時の利益が負けた時の損失の2倍ならトータルで勝てる。逆に勝率80%でも、負けた時に勝った時の4倍損していたらトータルで負ける。
仮想通貨市場の特徴
仮想通貨市場は値動きが大きい。その分リスクもリターンも大きい。こんな環境では小さい利益をコツコツ積もうとするより、大きな値幅を取ることでトータルで有利になることが多い。ただ勝率ばかりにこだわると本質を見失う可能性あり。
まとめ
仮想通貨で安定して利益を狙うなら、勝率だけにとらわれるのではなく、1回ごとのリスクとリターンのバランスを常に意識。勝率はあくまで一つの指標にすぎない。長期的な損益を重視する視点で戦略を練ることが大切。