飽和脂肪酸

飽和脂肪酸とは、炭素原子間の結合がすべて単結合で構成される脂肪酸のことです。分子内に二重結合を持たないため、水素原子で「飽和」した状態にあります。

主な特徴

  1. 常温で固体状態

  2. 融点が比較的高い

  3. 化学的に安定

  4. 酸化されにくい

代表的な飽和脂肪酸

  • パルミチン酸

  • ステアリン酸

  • ミリスチン酸

  • ラウリン酸

主な供給源

飽和脂肪酸は主に動物性食品に多く含まれています:

  • 肉類(特に赤身肉)

  • 乳製品(バター、チーズなど)

  • ココナッツオイル

  • パーム油

健康への影響

過剰摂取は以下のリスクを高める可能性があります:

  • 血中コレステロール値の上昇

  • 心臓病のリスク増加

  • 肥満

まとめ

飽和脂肪酸は、食品の風味や保存性に寄与する一方で、健康面では注意が必要です。バランスの取れた食生活の中で適度に摂取することが重要です。