ビートメイカーはどうAIと効果的にコラボしてユニークなサウンドを作れるか?

ビートメイカーはどうAIと効果的にコラボしてユニークなサウンドを作れるか?

ビートメイカーがAIと組んでユニークなサウンドを生み出すためのポイントは以下の通り。

  1. AIの得意・不得意を理解する
    アルゴリズムの強みと弱みを把握し、それを自分の制作プロセスの補強に使う。

  2. アイデア発生装置としてAIを使う
    好きなサウンドやジャンル、ムードを入力し、AIから出てきたアイデアを素材に自分で磨き上げる。

  3. サウンドデザインでコラボする
    AIにテクスチャや音色を生成させ、それを加工して自分のスタイルに合わせる。

  4. AI搭載プラグインや楽器を試す
    Amper MusicやAIVA、Endelなどを使い、メロディ・コード進行・ビートを生成し、それをプロダクションに組み込む。

  5. オリジナルAIモデルを作る
    好きなジャンルや音源でAIを学習させ、自分のビジョンに近いモデルを育てる。

  6. ヒューマン・イン・ザ・ループ
    AIの出力をそのまま使わず、自分のフィルターを通して修正することで、個性を担保する。

  7. 人力の演奏とAI生成を重ねる
    AIの音とライブ演奏やボーカルを合わせ、機械と人間のハイブリッドな質感を作る。

  8. 極端な加工をかける
    AIの生成物を歪ませたり、リバーブやグラニュラー合成で変形させ、出発点として利用する。

  9. リズム生成に使う
    複雑なリズムパターンをAIに作らせ、それをビート作りのヒントにする。

  10. 文脈をズラして使う
    本来メロディ用の生成物をリズムに使うなど、意図を裏切る使い方を探す。

  11. フィードバックループを作る
    AI出力を再びAIの入力にして循環させ、予測不能なパターンを探る。

  12. 記録して分析する
    成果や行き詰まりを記録して、自分にとって有効な手法を見極める。

  13. 制約を設ける
    パラメータや条件に制限をかけて、その枠の中での新しい発想を促す。

  14. 特定の感情やムード用にAIを使う
    「悲しい」「浮遊感」などの感覚に合ったサウンドをAIに作らせ、それで楽曲の感情的基盤を構築する。

  15. 知見をシェアする
    他のプロデューサーと交流し、試行錯誤を共有して新しいやり方を学ぶ。

これらを取り入れることで、人の創造性とAIの可能性を組み合わせたサウンドを生み出せる。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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