ミックスでヒップホップビートを進化させる方法

目次
ヒップホップのビートはラップやボーカルの土台になる超重要な部分。だけど単にトラックを積み重ねただけじゃプロっぽい音にはならない。ここではミックスを通じてビートをレベルアップさせるためのポイントを見ていこう。
1. レベルバランス
まず各トラックの音量調整から始める。ドラム、特にキック・スネア・ハイハットはビートの背骨だから、ちゃんと前に出るようにする。808やベースみたいな低音要素はEQを使って整えて、他のトラックとぶつからないようにする。
2. EQ
EQは各トラックの周波数を整理するための武器。キックやベースはロー、ボーカルや楽器はミッド、シンバルやハイハットはハイにフォーカスするイメージだ。トーンを調整することでトラック同士が自然に溶け合うようになる。
3. コンプレッサー
コンプは音のダイナミクスを抑えてバランスを揃える。使うことでトラック同士がまとまって聴こえるようになる。ただしかけすぎると音がつぶれて生命力を失うから注意。
4. リバーブ
リバーブは奥行きを生むためのエフェクト。個々のトラックを同じ空間に存在させるような効果がある。ただしやりすぎると音が濁ってしまうから控えめに。
5. ディレイ
ディレイは一定時間後に音を繰り返すことでグルーヴや動きを加える。空間的な広がりを出すのにも役立つ。
6. 経験あるのみ
ミックスは経験を積むことで上達するスキル。ここで挙げたポイントを参考に、たくさん試して耳を鍛える。プロのミックスを分析してテクニックを盗むのも大事。
まとめ
ヒップホップビートを磨くには、レベルバランス、EQ、コンプレッサー、リバーブ、ディレイをうまく使うこと。そして練習と実験を積み重ねることで、より良いミックスに進化していく。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz