ビートメイカーのためのハミングからMIDI入力まで

ハミングしたメロディをMIDIデータに変換するおおまかな流れはこんな感じ。
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録音
まず自分のハミングを録音する。スマホのボイスメモでもいいし、PCのDAWでもいい。なるべくクリアに録るのがコツ。 -
オーディオをインポート
録音したオーディオファイルをDAWに取り込む。 -
ピッチ解析
一部のDAWには音声トラックのピッチを解析してくれる機能がある。それを使うと、大まかにどの音程とリズムだったかが掴める。 -
MIDIトラックを作る
新規にMIDIトラックを立ち上げて、解析したピッチに合わせてノートを書き込む。 -
タイミング調整
ノートの位置や長さを修正して、実際のハミングのタイミングに合わせていく。 -
音色を選ぶ
そのMIDIトラックに合う楽器やシンセ音色を選ぶ。ハミングのイメージに合ったサウンドを探す。 -
細かいエディット
ベロシティ、エクスプレッション、ダイナミクスなど、細かいMIDI情報を調整してリアルさや表情を足していく。 -
保存と書き出し
プロジェクトを保存。必要ならMIDIファイルとして書き出して他の環境でも使えるようにしておく。
ちなみに、ソフトによっては録音した音声を自動でMIDIに変換してくれる機能もある。ただし精度は完璧じゃないので、結局は手で直すことが多い。
これで全体の流れはつかめるはず。
使ってるDAWごとに操作は変わるけど、基本は「録る → 解析する → MIDIに置き換える → 細かく直す」というサイクル。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz