ビートメイカーのためのハミングからMIDI入力まで

ビートメイカーのためのハミングからMIDI入力まで

ハミングしたメロディをMIDIデータに変換するおおまかな流れはこんな感じ。

  1. 録音
    まず自分のハミングを録音する。スマホのボイスメモでもいいし、PCのDAWでもいい。なるべくクリアに録るのがコツ。

  2. オーディオをインポート
    録音したオーディオファイルをDAWに取り込む。

  3. ピッチ解析
    一部のDAWには音声トラックのピッチを解析してくれる機能がある。それを使うと、大まかにどの音程とリズムだったかが掴める。

  4. MIDIトラックを作る
    新規にMIDIトラックを立ち上げて、解析したピッチに合わせてノートを書き込む。

  5. タイミング調整
    ノートの位置や長さを修正して、実際のハミングのタイミングに合わせていく。

  6. 音色を選ぶ
    そのMIDIトラックに合う楽器やシンセ音色を選ぶ。ハミングのイメージに合ったサウンドを探す。

  7. 細かいエディット
    ベロシティ、エクスプレッション、ダイナミクスなど、細かいMIDI情報を調整してリアルさや表情を足していく。

  8. 保存と書き出し
    プロジェクトを保存。必要ならMIDIファイルとして書き出して他の環境でも使えるようにしておく。

ちなみに、ソフトによっては録音した音声を自動でMIDIに変換してくれる機能もある。ただし精度は完璧じゃないので、結局は手で直すことが多い。


これで全体の流れはつかめるはず。
使ってるDAWごとに操作は変わるけど、基本は「録る → 解析する → MIDIに置き換える → 細かく直す」というサイクル。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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