ビートメイカーのためのコーラスの使い方

目次
ビートメイカーとして、コーラスを効果的に使う方法はいくつもある。コーラスは曲のクライマックスとされることが多く、リスナーに強い印象を与えるパート。ここでは効果的な使い方のいくつかをまとめる。
1. シンプルなフレーズを使う
コーラスは曲の核となるフレーズや言葉を含むことが多い。覚えやすく、シンプルなメロディやフレーズを使うことで、リスナーに強い印象を残せる。
2. ダイナミクスを変える
コーラスは多くの場合、ヴァースよりエネルギーが強いパート。楽器を増やしたり、ドラムやパーカッションを加えることでダイナミクスを上げられる。
3. ハーモニーとテクスチャー
コーラスでは豊かなハーモニーが活躍する。バックボーカル、コード進行の変化、シンセサイザーなどを使って音の厚みを加えられる。
4. 繰り返し
効果的なコーラスは繰り返すことが多い。フレーズやメロディが耳に残りやすくなる。
5. コントラストとバリエーション
ヴァースとの対比を作ると曲全体が引き立つ。たとえば、ヴァースが複雑なリズムやメロディなら、コーラスをあえてシンプルにすると効果的。
6. ブリッジとの関係
コーラスの後に入ることが多いブリッジとの関わり方も重要。コントラスト、広がり、解決感など、そのつながりがコーラスの印象に大きく影響する。
7. クライマックスとしての配置
曲の最後のコーラスで、キーを変えたりテンポを変えたり、楽器を追加したりとサプライズ要素を入れると、さらに盛り上がるクライマックスになる。
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以上は一例にすぎない。曲の内容や自分のスタイルに合わせた方法を見つけることが大事。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz