手放して流れに乗る——ビート販売のスピリチュアルな視点

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ビートを売る世界では、成功するにはひたすら努力して案件を追いかけて、売上を執拗に気にしなきゃいけないって思い込みがち。四六時中動き続けて、でっかい目標を掲げて、絶対にゴールから目を離すなって教わるんだけど、この業界に長くいると、そのやり方が燃え尽きや挫折、クリエイティブな行き詰まりに繋がることに気づいてくる。
だけど、他にもやり方はあるかもしれない。もっと軽く、インスパイアされた感じで、経済的なことだけじゃなく精神的にもクリエイティブ的にも満たされる道。努力や執着から少し手を放すことで、逆にビートがもっと売れるし、人生も楽しめる。そんな方法を探ってみよう。
無理にがんばらない:クリエイティブの波に乗る
目標設定は大事。週に10曲売りたいとか、大物アーティストと仕事したいとか。でも、その目標に縛られすぎるとプレッシャーがきつくて、サウンド作りも疑心暗鬼になってしまう。
「無理にがんばらない」とは、手を抜くって意味じゃない。無理やり何かを起こそうとしないこと。毎回の売上に一喜一憂するんじゃなく、自分が本当に作りたいビートに集中する。クリエイティブの流れに乗っていると、思いもよらないチャンスが勝手にやってきたりする。宇宙(あるいはアルゴリズム!)は、想像以上のものを用意してくれるかもしれない。
求めすぎない:自分の作品に価値を見つける
誰でもトレンドを追いかけたり、有名な人たちにアピールしたくなるけど、いつも承認を求めてばかりだと、いいね数や再生回数、売上が思い通りにならなかったときに虚しくなる。
本当に面白いことは、まず自分のために音楽を作っているときに起こる。自分のサウンドに満足していると、自然と「合う」相手や買い手が引き寄せられてくる。自信や本物らしさが溢れて、みんなそれに気づき始める。そうなれば、宇宙が勝手に味方してくれる。
執着しない:柔軟でいるからこそ勝てる
「このビートは絶対売れる!」と思ってストアで何ヶ月も売れ残ったり、楽しみにしてたコラボが流れたり。何か一つの結果にこだわりすぎると、がっかりすることが多い。
ざっくりと構えて、流れに身を任せると、新しいチャンスが舞い込んでくる。「売れ残り」のビートがシンク案件にピッタリだったり、たまたま来たDMが次のビッグチャンスにつながったり。固執を手放すことで、宇宙はサプライズをくれる。
ビートメイカーへの実践TIP
- 創作のマインドフルネス:休憩したり、瞑想したり、目的を決めずに音楽と向き合ってみる。インスピレーションが勝手にやってくるように。
- プロセスを楽しむ:すぐに結果が出なくても、ビート制作やネットワーク作り、新しい技術の習得をワクワクして続ける。
- 感謝の気持ちを持つ:1つの売上も出会いも、音楽を作れるこの瞬間自体も全部大事にする。
- 直感を信じる:流行や数字に流されず、自分の心が「これだ」と思うサウンドやビジネスを優先する。
結論:力むより、流れに乗る
過剰な努力や承認欲求、執着を手放すことは、諦めるってことじゃない。プロセスを信じて、自分の創作を愛して、思いがけない形で成功がやってくるのを待つこと。クリエイティブにも精神的にも流れに乗ってると、チャンスも売上も、素敵な出会いも引き寄せられる。
数字や承認に焦ったら、ちょっと立ち止まってみて。自分のサウンドと歩みを信じて、宇宙の流れに任せる。ビートもビジネスも、きっといい方に転がる。
音楽を流して、恵みがついてくるのを見てみよう。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz