ビートメイカーが嫌われる不安を超える方法

目次
嫌われることを恐れるビートメイカーへ。自分の音を世に出すとき、不安や拒絶の怖さは普通。でも、考え方と行動を変えれば自信を持って成長していける。どうすれば「嫌われるかも」という感覚を克服し、ビートメイカーとして生き抜けるかまとめてみた。
自分の価値観を明確にする
自分のサウンドや目的をはっきりさせる。自分のビートの何がユニークで、どんな存在でありたいかを知ること。他人の否定的な意見があっても、スタイルと目標が決まっていれば揺らぎにくい。
自分のブランドを築く。自分だけのサウンド、ストーリー、目的を持つことで、仲間やリスナーと合わない時でもブレずにいられる。
全員にウケなくていいと受け入れる
全てのアーティストやリスナーに好かれる必要はない。音楽は主観的なもの。気に入る人もいれば、そうじゃない人もいる。それでいいし、むしろ自分のサウンドが成長している証拠。
誰かがビートを選ばなかったり否定的なことを言っても、それは才能が無い証拠じゃない。ただ趣味や相性の問題。
承認より成長を重視する
流行や他人を喜ばせることより、自分がワクワクする音・成長できるビート作りに集中。完璧を求めてもキリがない。自分ならではのクセを大事にする。そこが差別化ポイント。
ネガティブな意見とうまく距離をとる
批判は事実じゃなくただの意見。建設的なコメントなら参考にすればいいし、全部に振り回される必要はない。
全てのDMやコメントに反応しなくていい。自分が成長できるフィードバックだけを拾って、それ以外は受け流す。
小さな成功体験を積み重ねる
怖くてもとにかくビートを公開する。アーティストに売り込む、ネットにアップする。少しずつ自信はついてくる。不評になることもあるけど、経験値になる。
自分のサポーターを大事にする。好きだと言ってくれる人との繋がりを深めた方が意味がある。
応援してくれる仲間と繋がる
自分のビジョンを理解して励ましてくれるプロデューサーやアーティスト、ファンと繋がる。他人の否定は気にせず、いい関係がモチベーションになる。
数より質。大勢に好かれるよりも本当に信頼できる仲間やファンがいる方が価値がある。
セルフ・アクセプタンスを意識する
「誰もビートを買ってくれなかったらどうしよう」じゃなく、「自分の音には価値がある」「合うアーティストが必ずいる」と考え方を変えていく。
今までの成長や個性、音楽を世に出した勇気もちゃんと認める。
最後に
嫌われる恐怖は本物。クリエイティブを売る時は誰でも揺れる。でも音楽は本物らしさと繋がりが大事。全員に認められる必要はない。自分を肯定して、自分の音に忠実でいれば、必要な人が必ず見つかる。全員じゃなくて「自分に合う」アーティストとリスナーがいれば十分。迷わず音を鳴らし続けよう。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz