AIは道具。自分の代わりじゃない

AIは道具。自分の代わりじゃない

AIでアイデアやサウンド、パターンを生み出すのはいいけれど、自分のスタイルや選択こそがビートの個性になる。AIはあくまでクリエイティブのサポート役。

オリジナルな音楽を意識する: ほかのアーティストのコピーはしない。AIから出てきたビートやサンプルも、真似になっていないか気をつけて、自分ならではの新しいものを作る。

著作権ルールを知る: AIツールの中には、既存の音楽で学習しているものもある。どの音やサンプルを使っていいのかはちゃんと確認。著作権を守る意識は大切。

制作過程は正直に話す: 誰かに聞かれたら、AIを使っていることを隠さない。多くのアーティストがAIを使っている今、オープンにしておくことで、みんなが納得できる音楽活動ができる。

スキルをアップデートし続ける: 音楽やテクノロジーの進化は早い。新しいAIツールや音楽トレンドはどんどん取り入れて、知識もアップデート。いろんなことにトライするほどビートも進化する。

人間の発想とAIをミックスする: 最高の音楽は、人間のアイデアとAIの力を組み合わせて生まれる。頭の中でビートを考えてからAIに広げてもらったり、AIでできたものを自分なりに編集したり、両方の力を使うのがいい。

仕上げのクオリティを大事にする: できたビートは必ず音質チェック。AIで作った音楽は、ときどき違和感があったり、繰り返しがしつこくなったりすることもある。シェアする前にしっかり編集しよう。

ほかの音楽家をリスペクトする: AIなら音楽制作も簡単だけど、他のミュージシャンの努力や作品には敬意を払うこと。他人の作ったものを自分のものとして扱わない。

自分のビジョンを持ち続ける: どんなツールを使おうが、自分の声やビジョンを忘れない。AIはあくまで手段。本質は自分自身から生まれるもの。

とにかくビートを作って、新しいことにどんどんチャレンジ。音楽を楽しむことが、AIビートメイカーとして一番大事なこと。

Sunoで曲をダウンロードするときWAVとMP3の違いと選び方

Sunoで曲をダウンロードするときWAVとMP3の違いと選び方

Sunoで音楽を作ると、曲はWAVファイルかMP3ファイルとしてダウンロードできる。どちらを選ぶべきか、違いを簡単にまとめる。

【WAVファイルとは?】
WAVファイルは、圧縮されていない生の音声データ。
細かい音の情報がそのまま残る。
ファイルサイズはかなり大きい。
PCやスマホの容量を多く使う。
音質重視や編集・加工したいときに向いている。

【MP3ファイルとは?】
MP3ファイルは「圧縮」された音声データ。
聞き取りにくい部分の音を削ってファイルサイズを小さくしている。
ファイルが軽く送信や保存も楽。
ほぼすべての機器・プレーヤーで再生できる。
音質はWAVより少し劣るが、多くの人はほとんど違いを感じないことが多い。

【使い分けの例】
WAVがおすすめな場合

  • さらに音を編集したいとき
  • 最高音質が必要なとき
  • こだわりのあるプロジェクト用

MP3がおすすめな場合

  • 友人との共有やSNS投稿
  • デバイスの容量節約
  • 気軽に聴くだけの用途

【Sunoの場合】
WAVとMP3の違いは一般的な再生環境だとほぼ感じない。
高品質なヘッドホンや編集用途にはWAVが僅かに有利。
ただし、SunoのWAVもAI処理済みなので「完全なプロ音質」とは限らない。
MP3はファイルが小さく、たいていのケースで扱いやすい。

【まとめ】

  • 音質重視や編集したいならWAV
  • 共有や手軽さ重視ならMP3
    WAV=大きい・高音質
    MP3=小さい・扱いやすい
    用途に合わせて選択。
Suno 

SunoとUdioでのステム分離実践術

SunoとUdioでのステム分離実践術

AIプラットフォーム「Suno」と「Udio」は、数クリックでAI生成トラックから高品質なステム(ボーカル、ドラム、ベースなど)を分離・編集・抽出できるようにし、音楽制作を大きく変えた。しかし、最先端ツールでもアーティファクト(混入ノイズ)が避けられず、それをどう扱うかがAIプロデューサーの腕の見せ所。

Suno・Udioのステム分離の仕組み

  • Suno:楽曲生成後、「Song Editor」で最大12ステム(ボーカル、ドラム、ベース、シンセ、ギター他)に分離可能。ステムはプレビューや個別DLができ、リミックス・DAW処理も自由。
  • Udio:Udioも複数ステムを抽出可能。特にボーカルやパートごとの分離がキレイと評判。ジャンルによってはSunoより一貫した高品質という意見もあるが、Sunoの分離精度も急速に向上中。

Suno/Udioステムでよくあるアーティファクト

  1. ブリードスルー:特にSunoは、リバーブやボーカル等が完全分離できず、各ステムに他音がにじむ。空間系やFXのクロスチャンネル混入が定番。
  2. 解像度ロス:両者とも、人工的な「シマー音」や周波数抜け、ロボ的な残響が現れる場合あり。AI側の限界や学習データ偏りが要因。
  3. デジタルノイズ:Sunoの一部ジャンルや複雑な曲では、機械的なザラつきやビープ音が現れやすい。

アーティファクトへの対処・マスキング&ミキシング術

  • Sunoの場合、「Other Instruments」や背景ボーカルのステムに複数音が混入しやすい。アレンジが密な曲ほど、完全分離は困難。
  • ノイズマスキング(ホワイトノイズ/ピンクノイズ、レコードノイズ、テープヒス)を活用しデジタル感を隠す。-12dB〜-18dB程度下で混ぜればほどよく馴染み、特にLo-fiやHIPHOP系に有効。
  • EQで不要な帯域をカット、追加ノイズのEQプロファイルを当てて馴染ませるとスムーズ。
  • ステム劣化が激しければ、無理せずミックス全体で処理or他社ツール(RipX、Audimee等)で再抽出。

Suno/UdioユーザーのワークフローTIPS

  • Sunoは常に最新バージョン使用推奨。アップデートごとに分離精度が上がっている。
  • 両者ともアレンジ密度が低いシンプル曲なら分離が格段にキレイ。
  • 両方で試すのが吉。ボーカルはUdio、ドラムやシンセはSunoの方がクリーンな場合も。
  • より純粋な分離が必要なときは、専用ステム分離ツール(Audimee、Kits等)を併用。

結論:アーティファクトを活かし、マスクし、リミックスへ

2025年現在の最先端AIツールであっても、アーティファクトは「付きもの」。SunoやUdioでは、マスキングやEQ処理を駆使し、クリーンな音像とAIらしさの絶妙なバランスを作るのが肝。時には、その独特のデジタル感自体が新しい質感となり、唯一無二の現代的サウンドを生み出す武器にもなり得る。

Suno  Udio 

AIビートをカッコよく仕上げる簡単ミックスガイド

AIビートをカッコよく仕上げる簡単ミックスガイド

AIでビートを作るのはめちゃくちゃ簡単で速いけれど、本当にカッコよく聴かせるためにはミックス(音のバランス調整)が大事。AIビートを目立たせるための簡単な手順をまとめる。

1. 各パートの音量を調整する

まずはビートの各パート(ドラム、ベース、ハイハットなど)の音量バランスを整える。AIは個別に音(ステム)をくれる場合が多い。

ドラムの音をしっかり大きくして主役感を出す。ヒップホップではドラムが核。

ベースや808のボリュームが大きすぎたり小さかったりしたら、調整ツールでいい感じに合わせる。全体がごちゃごちゃしないようにまとめる。

2. EQで音域を整える

EQ(イコライザー)は、それぞれの音のキャラクターを調整できる。

キックドラムとベースは低音をしっかり出す。ボーカルや他の楽器は中音域、ハイハットやシンバルは高音で輝かせる。

最近のAIミュージックツールはおすすめ設定も出してくるけど、最終的には自分の耳で判断。

3. コンプレッサーで音のムラをなくす

AIで作ったビートは、音量の変化が大きいことがある。「コンプレッサー」というツールを使って、音を均一にまとめる。

やりすぎるとノッペリして元気がなくなるから、自然な範囲でまとめる。

4. リバーブで空間を加える

ビートがのっぺりして味気ないと感じるときは、リバーブ(残響)を使う。全体が一つの空間にまとまって聴こえるようになる。

かけすぎるとボヤけるので注意。

5. ディレイで遊ぶ

ディレイ(遅れて音が返ってくるエフェクト)は、サウンドを大きくしたり面白くするのに便利。

いろんなディレイのスタイルを試してみて、好きな感じを探す。ちょっとした変化でもビートが映える。

6. 練習とリファレンス

ミックスがうまくなるには練習あるのみ。いろんなツールを自由に試しながら、自分が好きな曲も聴いてみる。他人のミックスを真似てみるのもすごく勉強になる。

後から何度でもやり直せるし、ミックスするたびにAIビートはどんどん良くなる。

まとめ

AIでヒップホップビートを作ったら、必ずミックスしよう。

音量バランスを調整して、EQやコンプレッサーで仕上げ、リバーブやディレイで遊ぶ。

練習しながら、どんどん新しいことを試してみる。毎回ミックスするたび、ビートはもっと良くなる。

ビートメイカーが変化し続けるべき理由

ビートメイカーが変化し続けるべき理由

一部のビートメイカーは、昔から今もなお稼いでいるように見える。そういう長生きのプロデューサーは何をしているのかというと、常に変化して適応しているのだ。

変わるとファンを失う可能性が高い。今のファンは「今の自分」が好きだから、違うことをやると、それを気に入らずに離れていく人も出てくるというわけだ。悲しいことだが仕方がない。

これを聞いてあなたも「せっかく苦労してファンを増やしたのに、失いたくない」と感じるかもしれない。でも、全く変わらなければ、音楽キャリアがそこから成長しなくなるのだ。ジリ貧になるかいっそ変わってみるか、どちらを選んでみたい?

確かに変わるのは怖いことだ。でも、昔からのファンだけを喜ばせようとしたら、新しいファンは増えるわけがない。でも、音楽の世界は常に変化しているわけだ。トレンドも、みんなの好きなスタイルも時代とともに変わっていく。なのに、あなたがずっと同じ音楽だけを作り続けていたら、いずれ飽きられてしまうと思わないか?そう考えると変わるしかない。

本当に成功する方法は、常に新しいことに挑戦し続けることなのだ。勇気を出して、変わることを恐れないことだ。確かに何人かは去っていくけれど、その分新しいファンとも出会えることを忘れてはいけない。新しい挑戦を面白がってくれる人も必ずいるはずだ。そういう人たちが、これからの道のりを一緒に歩いてくれる。

本当にすごいビートメイカーは「何もしていない」のではなく、変化と成長を続けている。だからこそ、好きなことで稼ぎ続けることができるというわけだ。

Suno 4.5+のリバーブ多すぎ問題

Suno 4.5+のリバーブ多すぎ問題

一部のSuno 4.5+ユーザーが気づいていることがある。それは、このバージョンでは曲にリバーブ(残響)が多めに加えられる傾向があるということ。

リバーブとは

リバーブは音響効果。音楽が大きな部屋やホールで鳴っているような響きになる。リバーブが多すぎると、歌や楽器の音が遠くぼやけて聞こえてしまう。

なぜSuno 4.5+はこうなるのか

  • AIはリバーブを多く入れると「豪華」や「プロっぽい」と感じやすい。特に今風の音楽スタイルでありがち。
  • Sunoのモデル自体がデフォルトでリバーブ多めの設定になっていて、曲に「迫力」や「広がり」を持たせようとしている可能性。

どう対処する?

  • リバーブが多すぎる場合は、音楽編集ソフトで調整できる。iZotope Ozoneのようなツールや他のオーディオエディターでリバーブを減らすことができる。
  • パートごとのステム(分かれたトラック)を使えれば、Dereverb系のプラグインでリバーブ除去も可能。

音質やクリアなミックスにこだわる人なら、すでに曲をうまく調整するための知識やテクニックがあるはず。

アドバイス

  • ミックス時は「0.5dBルール」を意識すると良い。「0.5dBルール」は、ミキシングやマスタリングで音の調整を行う際、EQや音量を動かすときに一度に大きく変えるのではなく、「0.5dB(デシベル)」以下のごく細かい単位で調整する、という考え方。もしくはサウンドコントロール系のプラグインを使う。
  • このリバーブ問題について、フォーラムで他のSunoユーザーと話したり、会社にメールでフィードバックを送ると、今後ツールがアップデートされて改善される可能性もある。
Suno 

AI音楽が当たり前になった時代、「非AIビート」への執着

AI音楽が当たり前になった時代、「非AIビート」への執着

最近、AIで音楽作るのがもう当たり前。AIの音楽生成ツールって本当に便利で、プロンプトを入れたらすぐ曲ができるイメージ。でも自分は、だいたい自作のフレーズやビート、メロディをAIに食わせて、そこから広げたりアレンジさせたりしている。全部AI任せにはせず、やっぱりどこかに自分のクセが残る感じ。

AIを使うようになって曲のアップデートが前より全然早くなったし、リスナーもどんどん増えてるのは正直うれしい。その一方で、不思議なことに完全手作りの「非AI」トラックもじわじわ人気が出てきてるみたい。理由は正直よく分からない。Pixabayとかに無料公開したり、VolocoやRapchatみたいなアプリにビートを出したり、たまにSpotifyやApple Music、Shazamにもアップしてるから、露出が上がったからなのかも。

「非AI」トラックにはAIでは出せない手作りっぽい味とかクセがあって、それを好きになってくれる“隠れファン”みたいな人がいる気がする。AIで作った曲は、確かにクオリティ高くて仕上がりも速いけど、「これって本当に自分の曲?」みたいなむず痒さもある。その点、非AIの曲は荒削りでもなんか愛着わく。

「もっと非AIビート増やしてみよう」と思うことも。ただ、結局AIでアレンジしちゃうと、その出来にビビってAIバージョンしか出さず、非AIの原曲はSSDに埋もれる流れが多い。こう考えると、今後非AIビートが増えるチャンスはあんまりなさそうで、ちょっと寂しい気もある。

やっぱり大事なのはAIと自作のバランス。AIはめちゃ便利だし面白い。でも、自分の手で作る楽しさとか、ちょっと荒い「自分らしさ」もたまには忘れたくない。非AI曲の未完成な感じに落ち込む時もあるけど、その不完全こそが自分の色。気づけば、頭の中でぐるぐる同じこと考えてる。

AI曲でも非AI曲でも、これからもいろいろ試して発信していくつもり。

以上、今日はこのへんで。

AI音楽がYouTuberの著作権問題回避に役立つ理由

AI音楽がYouTuberの著作権問題回避に役立つ理由

YouTubeで動画を作るのは楽しい。でも問題もある。音楽会社からの著作権クレームがその一つだ。有名なYouTuberのリック・ベアトは最近このことを語った。大手の音楽会社はYouTubeのContent IDという仕組みを使い、動画制作者から少ししか使っていない曲でも収益を奪う。

どこが問題か

YouTubeのContent IDは音楽制作者を守るためのもの。でも、時々やり過ぎてしまう。ほんの数秒音楽を使っただけで動画がブロックされたり、広告収益が失われたりすることがある。

大きな会社にクレームされたらお金を失う。戦おうにも弁護士なんか雇えない人がほとんどだ。

多くの小さなクリエイターは怖がってしまう。動画作りをやめたり、音楽の使用を避けるようになったりもする。

新しい解決策:AIで作る音楽

今はAI(人工知能)を使って音楽を作れる時代だ。AIが自分で曲を作ってくれる。

AIで作ったオリジナル曲なら誰の権利も侵害しない。AI音楽を使えばContent IDは一致しないから、著作権クレームも来ない。

AI音楽を使うメリット

  • 問題が減る:AIで自作曲を使えば著作権クレームを気にしなくて良い
  • クリエイティブに自由:どんな雰囲気、どんな速さ、どんな楽器も選べる
  • 費用が安い:音楽ライブラリの曲やライセンスより安く済むことが多い
  • 所有権の証明:AIで作った証拠があれば、自分の曲だと主張できる

デメリットは?

AI音楽は有名なヒット曲ほど良い音にはならないこともある。でも、工夫してアレンジしたり自分の音を加えたりすれば補える。

動画のBGMにはまずAI音楽を使う。特別な場合だけ本物の曲を使い、その理由を説明できるように備える。

これからに備える

著作権のルールは厳しくなりつつある。動画チャンネルを守りたいなら、音楽も含めできるだけ自作するのが賢明だ。

AI音楽なら自分でコントロールできる。大手会社にお金や動画を取られる心配がない。

まとめ

動画制作は楽しいものであるべきだ。AI音楽を使えば著作権クレームを心配せず、自由に楽しく制作できる。もっとコントロールでき、コストも抑え、創造力も発揮できる。

自分だけのAI音楽を作って、チャンネルを守ろう。

ISRCはあるけどISWCがない?配信者が知っておきたい「2つのコード」の違いと理由

ISRCはあるけどISWCがない?配信者が知っておきたい「2つのコード」の違いと理由

ISRC持っててISWCないのは普通。Distrokidみたいな配信サービスだとみんなそうなる。

ISRCって何?

  • ISRCは曲の録音ごとに付く番号。スタジオ版でもライブ版でも、録音した数だけISRCが発行される。
  • Distrokidに曲をアップすると、勝手にISRCが付く。配信とか売上の管理に必要。

ISWCって何?

  • ISWCは「曲そのもの」に付く番号。メロディや歌詞、作曲部分を指す。録音やバージョン違い関係なく、その曲に1個だけ発行されるやつ。
  • 誰がカバーしても同じISWCになるから、作詞作曲の権利や出版印税の管理に使われる。

なんで自分はISWC持ってない?

  • 普通の配信サービスはISRCだけ付ける。ISWCは自分で音楽の著作権管理団体(JASRAC、ASCAP、BMIとか)に登録しないと付かない。
  • 配信だけならISRCでOK。作詞作曲した印税をしっかりもらいたいなら、作品登録してISWCもらおう。
コード 何に付く? どうやってもらう? 誰が付与? 使い道
ISRC 録音データ 配信サービスにアップ 配信サービス 配信、録音の印税
ISWC 曲そのもの 管理団体に登録 JASRAC等の管理団体 作詞作曲、出版印税

まとめ

今ISWC持ってなくても全然問題なし。配信はできる。印税をしっかりもらいたい場合だけ、管理団体に曲を登録しておこう。ISWCは「曲の身分証明書」、ISRCは「録音のナンバープレート」って感じ。