Googleに頼らず“孤島ブログ”にトラフィックを呼び込む方法

Googleに頼らず“孤島ブログ”にトラフィックを呼び込む方法

静的ブログを立ち上げると、「ネットの孤島に旗を立てた」気分を味わう人も多いが、今はGoogle検索に依存せず人を呼び込む手段が着実に増えてきた。

なぜGoogle以外からの集客が重要なのか?

個人ブログはGoogleのアルゴリズムやSEO方針の煽りを非常に受けやすい。小規模サイトや新鋭ブログは従来のSEOでは埋もれがちだ。しかしWeb3や分散型ウェブの普及で、検索に依存しない新しい集客法が注目されている。

Google検索に頼らない実践的な集客術

1. Fediverse(分散型SNS)と連携する

Fediverse(Mastodon等)は分散型SNSのネットワーク。
WordPressならActivityPubプラグインで直接Fediverse投稿ができるが、静的サイト(Hugoなど)は現時点でActivityPub対応の公式プラグインは存在しない。
ただし、Bridgy Fedという外部サービスを利用すれば、Hugo等の静的サイトも「Fediverseからリモートフォローされる」ようになる(記事投稿をActivityPub経由で配信/RSSをパースしてくれる)。

  • Hugo等の静的サイト+Bridgy FedでFediverseアカウント化が現実的な方法。
  • 新着記事がFediverseで自動通知され、人から直接@フォローされる仕組みが実現する。

2. マイクロブログサービスを活用

micro.blogのような個人向けマイクロブログサービスを利用すると、

  • 独自ドメインで運用でき、RSS連携も容易。
  • FediverseやBluesky等へのクロスポスト機能がある。

3. 自分用のMastodonサーバー開設

マネージド型サービスを活用すれば、独自Mastodonサーバー(インスタンス)が簡単に運用できる。独立したコミュニティ構築やブログ通知用Botにも応用できる。

4. IndieWeb機能を導入する

IndieWebは「自分のコンテンツを自分でコントロール」したい人のためのムーブメント。Hugo等で以下を実装すると良い。

  • microformats2対応(h-entry等HTMLタグ追加)
  • Webmention(双方向言及通知)
  • IndieAuth(自己所有型ログイン)
  • POSSE(自分のサイト→各種SNSへ自動クロスポスト)

IndieWebディレクトリ(IndieWeb.xyz等)登録もネットワーク拡大に有効。

5. WebRing(ウェブリング)の活用

同じジャンルの独立系サイト同士を相互リンクでつなげ合うWebRingも再評価されている。
興味分野のWebRingに参加し、ナビゲーションコードを設置しよう。

6. 従来型の仕組みもミックスしよう

メールニュースレター・ジャンル特化型Discord・旧来SNSの活用も効果的。RSS配信も引き続き有効。

おわりに

Googleに頼らなくても、多様な“発見”の道はある。
静的ブログ×Bridgy FedやIndieWeb実装、マイクロブログ連携、WebRing参加を通じて、「ネットの孤島」から「新しい巡回路」へブログを進化させよう。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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