HomebrewでHugoと古いFormulaをアップデートする方法【macOS向け】

目次
開発環境を最新に保つことは、安全かつ快適なWeb制作のカギだ。Hugoのような高速で柔軟な静的サイトジェネレーターは、機能追加やバグ修正、依存ライブラリのアップデート対応のため、定期的なアップグレードが重要だ。macOSユーザーならHomebrewを使えば、Hugoやその他の開発ツールをすばやく最新化できる。ここではその手順をわかりやすく解説する。
なぜHugoやHomebrew Formulaをアップデートするのか?
- セキュリティ: 脆弱性の修正や対策が反映される
- 新機能: 最新のHugo機能や改善点をすぐに活用できる
- 互換性: OSやライブラリの最新バージョンと組み合わせても安心
- バグ修正: 既知の不具合を解消
1. 古いFormulaをリストアップ
まずは、アップデート可能なパッケージを確認する。
brew outdated
例:
hugo (v0.147.0) < v0.149.0
git (v2.45.0) < v2.46.1
このように、どのFormulaが最新でないかが一覧で表示される。
2. すべてのFormulaを一括アップグレード
全てまとめて最新版にしたい場合は下記コマンドを使う。
brew upgrade
これでインストール済みの全Formulaの最新バージョン取得とインストールが自動で行われる。
3. Hugoだけをアップグレード
特定のFormula、たとえばHugoだけをアップグレードしたい場合は次のように指定する。
brew upgrade hugo
他のパッケージには影響せず、Hugoだけを更新できるのが便利だ。
4. アップグレード後のクリーンアップ
Homebrewは古いバージョンも残しておく仕様だから、不要なファイルの削除もおすすめだ。
brew cleanup
これでディスク容量も節約できる。
5. アップグレード確認
Hugoが正しくアップデートされたか確認しよう。
hugo version
例:
hugo v0.149.0
このように最新版が表示されればOK。
補足: トラブルを防ぐために
- テーマ・プラグインの互換性: サードパーティ製テーマやプラグインを使っている場合は、アップグレード前後で互換性を必ずチェックしよう。
- バックアップ: 特に大きなアップグレード前は、サイトディレクトリのバックアップを取っておくと万一のとき安心だ。
まとめ
brew outdated
と brew upgrade
を活用すれば、HugoをはじめHomebrew環境全体をいつでも最新・安全な状態に保てる。
数週間ごとや重要なサイト更新前のルーティン化がおすすめだ。
HugoもHomebrewも最新で、安心・快適な開発を。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz