二重スリット実験から学ぶ、現実を作るビートメイカーの思考法

目次
二重スリット実験は、「観察すること」が現実を変えるという、物理学の名作だ。ビートメイカーやビート販売と何の関係があるのか?実は、かなり深いヒントをくれる。簡単にまとめていく。
二重スリット実験とは何か?
実験では、光や電子などの粒子を2本の細いスリットが空いたスクリーンに撃ち込む。スクリーンの反対側に、粒子がどこに当たったか記録する。
- 誰も観察しない時:粒は波のようにふるまい、複雑で美しいパターンを作る。可能性だらけ。
- 観察すると:パターンが変わる。粒は単なる点としてふるまい、片方のスリットからしか出てこなくなる。
つまり、「観察」が結果を変えてしまう。
ビートメイカーへの応用
オーディエンスが現実を作る
自分の世界でビートを作っている時、可能性は無限だ。でも、それを公開してリスナーが聴いて、コメントや購入をしはじめると現実が変わる。オーディエンスの興味や反応が、クリエイティブな道を大きく動かす。
ヒント:リスナーが何に反応するかを観察し、そのフィードバックでスタイルやビジネスを進化させる。
エネルギー・波動・つながり
物理も音楽も、結局は「エネルギー」と「波」。自分のビートの波動が届けば、リスナーと深くつながれる。そこに共感が生まれると、ただのリスナーがファンや買い手に変わる。
ヒント:自分だけの波動(エネルギー)を込める。流行ではなく、自分が新しい流れを作る気持ちで。
可能性は無限=自分で限界を作らない
観察前の粒子がどこにでも行けるように、ビートメイカーも可能性は無限。ジャンルや音色を縛らず、常に挑戦し続ける。コラボもチャンス。
ヒント:次の名ビートは、意外な場所や新しい挑戦から生まれる。新しい発想と出会いを大切に。
まとめ
二重スリット実験が教えてくれるのは、「自分はただの受け身のクリエイターじゃなくて、現実を作る側」ということ。自分のエネルギー・オーディエンス・無限の可能性を意識すれば、音楽だけでなくビジネスも変わる。
次にスタジオに入る時は、「今、自分は現実を作っている」と思い出してほしい。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz