ビートを太くするコツ

ビートを太くするコツ

力強くて厚みのあるビートを作るには、音選び、エフェクト、そして精密なミキシングが大事。ポイントはこんな感じ。


1. サウンド選び

  • レイヤー: 似てる音や相性のいい音を重ねて奥行きを出す
  • 倍音: アナログシンセみたいな豊かな音やサチュレーションで倍音を加える
  • 帯域バランス: 低域・中域・高域をバランスよくカバーする

2. エフェクトと処理

  • サチュレーション: ほんのり温かさと厚みを足す
  • コンプレッション: パラレルコンプで太さを出しつつダイナミクスを残す
  • リバーブ: 空間を作るけど濁らないように調整
  • ステレオ感: パンやイメージングで広げつつ位相崩れは避ける

3. ローエンド強化

  • キックとベース: EQやサイドチェインで整理して一体感を出す
  • サブベース: サイン波などでクリーンな低域を補強
  • ディストーション: 軽めに使って温かさを足しつつ濁さない
  • EQ: 200〜500Hzあたりの溜まりを削って重くなりすぎないようにする

4. パンチとダイナミクス

  • トランジェント調整: アタックを強めて打楽器を前に出す
  • パラレルコンプ: 全体のパワーを上げながら潰しすぎない
  • オートメーション: 音量やエフェクトを動かして展開をつける

5. ミキシング

  • ゲイン調整: レベルを整えて歪みを防ぐ
  • EQ: 周波数のぶつかりを避けてクリアにする
  • サイドチェイン: キックがしっかり抜けるスペースを確保
  • リファレンス: プロの曲と聴き比べて仕上がりをチェック

まとめ

太くてインパクトあるビートは、音のバランス、工夫したエフェクト、丁寧なミキシングから生まれる。実験しながら自分らしいスタイルを磨いていこう。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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