音楽NFTとイーサリアムのガス代 ― 基本・高騰要因・節約テクまで

目次
音楽NFTをイーサリアムブロックチェーンで作成するときのガス代(手数料)について、要点をまとめて解説。
ガス代の仕組み
ガス代はイーサリアムネットワーク上で何か処理をするとき必ず発生する利用手数料。NFTの作成・転送・売買など、どのタイミングでも発生。ガス代は「ガスリミット(仕事量)」と「ガスプライス(単価)」の掛け算で決まる。ガスプライス単位はGwei(1Gwei = 0.000000001ETH)。
音楽NFT作成時にかかるコスト
- 楽曲データをアップロードし、必要事項を記入。「作成」を選びガス代を支払えばNFT作成が完了。
- イーサリアムだとNFTコレクション作成+NFT化でそれぞれガス代が発生。タイミングやマーケットプレイスで変動。
- たとえばETH利用ではNFT1点あたりガス代が日本円で1,000〜10,000円くらいかかることも。ネットワーク混雑時はさらに高騰。
影響する要素
- ネットワークの混雑(取引が多いほど手数料UP)
- ブロックサイズ制限
- スマートコントラクトの複雑さ(複雑=ガス多く消費)
- イーサ価格変動(ETH高騰=ガス代も高騰)。
ガス代を抑える方法
- 混雑が少ない時間(週末昼や夜間)に取引
- トランザクション速度「Low」を選び待機
- スマートコントラクトの簡素化・最適化を工夫
- ガスプライスを参考に最適料金を設定(ガスプライスエスティメーター使用)
- レイヤー2(L2:PolygonやAstar zkEVMなど)や、ガス代無料のマーケットプレイスを活用(L2はガス代が1/500以下の場合も)
重要ポイントまとめ
- ガス代はNFTの発行・転送・売買すべてで必要なネットワーク手数料。
- 需要(混雑)に応じて大きく変動。L2や他チェーン、混雑時間回避など工夫すれば大幅に削減可能。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz