価値は主観的なもの。自分自身でビートを「売れない」と思っても、それを誰かは必ず必要としているのだ。

価値は主観的なもの。自分自身でビートを「売れない」と思っても、それを誰かは必ず必要としているのだ。

はじめに

ビートメイカーとして活動していると、「このビートは売れそうにないな」「自分の音楽には価値がないのかも」と感じてしまうことがあるかもしれない。しかし、価値とはとても主観的なものだ。自分には平凡に思えるビートも、誰かにとってはまさに探し求めていた一曲かもしれない。

価値の感じ方は人それぞれ

音楽の好みは本当に多様だ。あなたが「シンプルすぎる」「インパクトが足りない」と思うビートでも、YouTuberやポッドキャスター、ゲーム開発者にとっては理想的なBGMかもしれない。

ジャンルや雰囲気、テンポ、ムード、どんな要素も、人によって評価が大きく変わる。あなたに響かなくても、誰かの心を動かすことは十分にあり得る。

「売れない」は「必要とされていない」とは限らない

いつもの販売サイトで売れなかったり、SNSで反応が薄かったりすると、どうしても落ち込んでしまいがちだ。でも、それは単に「まだそのビートが必要な人に届いていない」だけかもしれない。

  • 新しいターゲットを考えてみよう
    ラッパーやシンガーだけでなく、コンテンツクリエイターや映像制作者、広告業界、教育現場など、ビートを必要とする人はたくさんいる。

  • 発信方法や場所を変えてみる
    BeatStarsやSoundCloudだけでなく、YouTubeやInstagram、TikTok、さらにはオンラインコミュニティやフォーラムなど、さまざまな場所で発信してみよう。新しいプラットフォームが思わぬチャンスにつながることもある。

あなたのビートを待っている人がいる

世界のどこかに、あなたのビートを聴いて「これだ!」と感じる人が必ずいる。自分の基準だけで「売れない」「価値がない」と決めつけず、もっと多くの人に届けてみよう。音楽は、思いもよらない形で誰かの心に響く力を持っているわけだから。

まとめ

  • 価値は主観的なもの、人によって感じ方は違う

  • 「売れない」は「必要とされていない」ではない

  • 新しいターゲットや発信方法を試してみよう

  • あなたのビートを待っている人が必ずいる

自信を持って、これからもビートを作り続けて欲しい。あなたの音楽が、誰かの創作や日常を支える大切な一部になる日がきっと来ると信じてみよう。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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