コンデンサーマイクでラップ録音する時のポイント

目次
ラップボーカル録音においてコンデンサーマイクを使う場合、音質やノイズなどに注意すれば、プロ並みのクリアなサウンドを得ることができる。以下に主なポイントを解説する。
マイク配置
口から10~20cmくらい離す。ポップガード必須。角度を少しつけて、直接息が当たらないよう調整。
マイクの種類
ラージダイアフラムのコンデンサーマイク(Neumann U87ai, AKG C414, RODE NT2など)が定番。明るくディテールが出やすい。ファンタム電源が必要。
ポップガード
吹かれノイズ防止に使う。ノイズが気になるなら絶対使う。
ゲイン設定
音割れ(クリッピング)しない範囲で大きめに。声が小さいなら少し近づける。
ノイズ対策
部屋の反響を減らしたいなら布団など吸音材で囲う。エアコンやパソコンの動作音はオフ。服やアクセサリーもノイズ源になるので必要に応じて外す。
ヘッドホン
密閉型にする。クリックの音漏れも注意。
複数テイク録音
3~4回は録る。全体を通して録った方が空気感が出やすい。
アドリブ・バッキング
メイン以外も余分に録るくらいの方が後で使いやすい。
編集とミックス
EQ、コンプレッション、リバーブは控えめに。明瞭感を優先、メインはドライ&センター配置が基本。
機材の質も重要だけど、録音テクニックや部屋環境でも完成度は大きく変わる。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz