ビートメイキングにおいて、フランジャーの使い方

ビートメイキングにおいて、フランジャーの使い方
  • フランジャーとは
     原音にごく短い遅延を加え、周期的に変化させることで「シュワシュワ」「ジェット機」のような揺らぎや空間感を作るエフェクト。

  • 主な使い所
     ・ハイハットやパーカッションにかけてリズムに動きを出す
     ・スネアロールやフィルで盛り上げを演出
     ・シンセパッドやコードに厚みや広がりを加える
     ・ベースや808には低域の位相ズレに注意、中高域だけに使うのが安全

  • パラメーター調整のコツ
     ・Rate(速度):遅いと滑らか、速いと派手で機械的
     ・Depth(深さ):深くしすぎると耳障り
     ・Feedback(反射):高いと金属的なクセが強くなる
     ・Mix(原音とエフェクトの割合):強さの調整に重要、やり過ぎ注意

  • 応用テクニック
     ・サイドチェインやオートメーションで一時的に強調
     ・控えめにも大胆にも使える。ジャンルや曲調に合わせて工夫すると効果的

フランジャーは、ビートに個性や立体感を加える強力なエフェクト。パラメーターを調整しながら、やり過ぎに注意して使うのがポイント。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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