「役立たず」で勝てる。ビートメイカーの新しい成功論

目次
「役立たず」って何?
ビートメイカー業界じゃ「役立たず」とは、流行を追わない、四六時中ネットワーキングしない、毎日新しいビートを作らない、みたいなことを指す。でも、何が「役立つ」で何が「役立たず」かなんて誰が決めた?自分が好きな音楽を作れてるなら、それだけでもう価値がある。
全部できる必要なんてない
「弱点を直せ」とか「全部できなきゃダメ」は刷り込まれてる。マーケティングが苦手でも、ラッパーとコラボが好きじゃなくても、変な実験的なビートしか作りたくなくても、それでいい。無理に嫌なことやると、クリエイティブな力が枯れる。本当に楽しいと思えるビート作りに集中しよう。そこにしか、自分にしかないサウンドは生まれない。
流行を追いかけると幸せになれない
誰かの真似やバズってるサウンドばかり追いかけてると、燃え尽きてしまう。逆に、自分が夢中になれるビートを作ってる時こそ、本当のファンが見つかるし、何より楽しい。同じ感覚を持ってるリスナーは世界中に必ずいる。
「欠点」こそ最大の武器
ミックスがうまくできないとか、音楽理論知らないとか、そんなの関係ない。伝説的なプロデューサーだってルールを破ったからこそ、その音が独特になった。弱点を気にせず、得意なことや自分のクセにこだわった方が、結局目立てる。
「無意味」なビートも作っていい
全部のビートを売れる曲に仕上げなくていい。意味もなく作った変なビートやループこそ、創造性を取り戻すきっかけ。そういう「無駄」な時間が、むしろ最高傑作につながることもある。
まとめ:まず自分のために作る
ビートを売ったり、ファンを増やしたいなら、まず自分が本気で好きになれる音楽を作ること。他人の目や業界の基準に縛られるな。楽しく作ってると、そのエネルギーは作品から伝わる。「24時間必死に頑張らないと役立たず」なんて幻想は捨てていい。時には立ち止まって、自分の「変さ」を大事にしよう。
つまり、堂々と「役立たず」になれ。自分がワクワクするビートを作る。その方が結果的にうまくいく。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz