すべて今が必要なピース — ビートメイカーのための完璧思考

目次
「今、起きていることはすべて完璧だ」という考え方をビートメイカーがビート販売でどう活かせるのか、まとめる。
「完璧」の意味
完璧と言うと、全てのビートが即完売したり、有名アーティストへのリースが決まったり、すべての制作が順調に進むみたいなイメージが湧く。でも現実は、売れない時期があったり、制作が思い通りに進まないことも多い。
この状況全部が、今の自分にとって「成長に必要なこと」なんだと捉えるのがポイント。
すべての経験に意味がある
初めて売れたときも、何週間もダウンロードがゼロだったときも、必ず何かを学んでいる。自信作が売れなかったことで、新しいテクニックを身につけたり、アーティストとの厳しいやり取りが「自分の価値」を知るきっかけになったりする。
後になって振り返れば、「あの時が自分の音やスタイル、ビジネス観を形作った」と気づくことも多い。
受け入れることで広がる可能性
完璧と言っても、全てがうまくいくという意味じゃない。むしろ、つまづきやトラブルも含めて「自分の物語に必要なパーツ」と考える。
例えばビートストアのバグや、売れない週、厳しいフィードバック、それらを受け入れたとき、心に余裕が生まれ、次のチャンスが見えやすくなる。新しいマーケティング戦略を試したり、他のプロデューサーと組んだり、ジャンルに挑戦するきっかけになることもある。
まとめ
「今、起きていることはすべて完璧だ」と捉えることで、ビートの制作や販売のモチベーションや創造性が保ちやすくなる。全ての販売、苦労、深夜のセッションが「自分の歩み」に必要なピースになっている。
プロセスを信じろ。作り続けて学び続けて、自分の音を世界にシェアし続ける。今この瞬間にインスピレーションとチャンスがある。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz