なぜ自分はBeatStarsの12%手数料を問題だと思わないのか

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最近、BeatStarsの12%のサービス手数料について批判する声をよく見かける。プロデューサーやアーティストの中には「12%も手数料を取られるならBeatStarsでビートを売る意味がない」と主張する人もいる。しかし自分はそうは思わない。その理由を以下に書く。
購入者の選択肢
BeatStarsは巨大なプラットフォームであり、ビートや音楽を探している潜在的な購入者が多い。自分のサイトやProページだけで販売していると、多くの顧客を取り逃がす可能性がある。買い手はBeatStars上で複数のプロデューサーを比較してから購入することが多く、このマーケットプレイスに存在していること自体が新しいオーディエンスに触れるきっかけになる。
クーポン調整
もし12%の手数料が「高い」と感じるなら、プロデューサー側でクーポンを発行する手段がある。たとえば12%オフのクーポンを発行すれば、実質的にその手数料分を自分でカバーできる。これによって購入者には負担を感じさせず、購入のハードルを下げることができる。
プラットフォームの価値
その手数料によってBeatStarsはプラットフォームを維持・改善できる。これが最終的にはより多くの購入者を引き込み、プロデューサーが売りやすい環境をつくっている。手数料は単なる負担ではなく、マーケットの価値を高める投資とも言える。
結論
12%のサービス手数料は一見高く見えるかもしれない。しかし、その見返りとして得られるメリットを考えれば十分に合理的だ。広い購入者層にアクセスでき、価格調整の余地もある。だから自分にとっては、この手数料が「問題」とは思わない。
著者について

Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz