ビートがAIで作られたとわざわざ言う必要はない

ビートがAIで作られたとわざわざ言う必要はない

まったく同意だ。音楽制作において「これはAIで作られた」と公表する必要はほとんどない。その理由をまとめる。


音楽の価値は体験にある

  • 聴き手にとって重要なのは音楽そのものの質であり、感情に響くかどうか。
  • どのように作られたかは副次的な情報にすぎない。

AIはただのクリエイティブな道具

  • AIは楽器やDAWと同じく、制作のための道具にすぎない。
  • ギターやシンセを使ったからといっていちいち明記しないように、AIも同じ扱いでいい。

バイアスを避けるために

  • 「AIで作られた」と書くと先入観を与え、純粋に音楽の完成度だけで評価されなくなる可能性がある。
  • 余計な議論や作品から注意を逸らす要因にもなる。

音楽にフォーカスを保つ

  • もっとも重要なのは音そのものと、曲に込めた意味や感情を伝えること。
  • 聴き手との感情的なつながりを築くことが第一であり、制作手段は二の次だ。

結局のところ、大事なのは良い音楽を届けることだ。透明性を掲げるのも一つの価値観だが、それは義務ではない。

著者について

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Genx
1982年生まれ、日本人のビートメイカー・音楽プロデューサー。実験的なヒップホップビートを制作。国際的な環境で育ったため英語が話せる。趣味は筋トレ、アートワーク制作、ウェブサイトカスタマイズ、Web3。韓国が大好き。
ウェブサイト:genxrecords.xyz

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