スマートコインをショートして利益を得る仕組み

今回はスマートコインをショートすることで利益を得る仕組みについて解説していきます。

bitJPYを例として使っていきます。

1. 120BTS持っているとします。例えば、ブロックチェーンが提示しているフィード価格が「0.04BTS/JPY」だとしたら、今の時点で120BTSは3000円相当のBTSを持っているということです。

2. 120BTSをブロックチェーンに預け、ブロックチェーンから1000円分のbitJPY(1000 bitJPY)を借りました。この時、ブロックチェーンに預ける担保の割合を3.00にしたので、3000分のBTSを預け、1000円分のbitJPYを借りたという意味になります。

3. BTS/JPY市場に行き、借りた1000bitJPYを全て使って、25円/BTSの値段でBTSを買います。(借りた1000bitJPYを0.04BTS/JPYの価格で売ると言い換えることもできるので、この行為自体がbitJPYをショートしていることになります。)

4. すると、あなたは40BTS保有することになります。

5. 1ヶ月後、BTSの価値が上がり、100円/BTSになったとします。

6. 保有している40BTSを100円/BTSの値段で売りました。

7. ウォレットの残高が4000bitJPYになりました。

8. 手順2でブロックチェーンに借りた1000bitJPYをブロックチェーンに返却しました。

9. ブロックチェーンが担保として預けた120BTSを返してくれました。

10. あなたのウォレットの残高が「120BTS」と「3000bitJPY」になりました。トータルで「3000bitJPY」の利益が出ました。

11. 他にも、手順6で40BTSを全て売らずに、10BTSだけ売り、1000bitJPYを手に入れ、その1000bitJPYをブロックチェーンに返却すれば、担保として預けた120BTSが返ってきて、手持ちの30BTSはそのまま利益としてキープすることができます。この場合、あなたのウォレットの残高は「150BTS」に増えています。

まとめ

bitJPYをブロックチェーンから借りて、借りたbitJPYを市場で売り、BTSの価値が上がれば、あなたにキャピタルゲインが発生することになります。

BTSの価値が下がったらどうなるのか

逆にBTSの価値が下がってしまい、ブロックチェーンが提示するフィード価格がコール価格にヒットしたら、ブロックチェーンが強制決済を始めます(メンテナンスマージンを上回る水準に達するまでBTS担保を使って市場に出回っているスマートコインの買い戻しを始め、買い戻したスマートコインを消却していきます)。強制決済が始まる理由は、スマートコインのペッグが保てなくなるのを防止するためです。もし強制決済されたくないのなら、BTS担保を増やすか、安全水準になるまでスマートコインをブロックチェーンに返済しなければなりません。

この例で言えば、コール価格は「0.069BTS/JPY」ですから、14.49円/BTSになったら、強制決済が発動するということになります。担保の120BTSが14.49円/BTSが売れれば良いですが、それよりも下の値段で約定することもあり得ます。

例えば、13.5円/BTSでしか売れない場合、1000bitJPYを市場から買い戻すのに74BTS掛かってしまいます。その場合、74BTSを使って1000bitJPYを買い戻し、ポジションがクローズされ、あなたには最終的には46BTSが返却されます。この場合担保だけを見るとキャピタルロスは「-74BTS」となります。ただ、bitJPYをショートした際に40BTSを手にしたので、最終的には「-34BTS」のキャピタルロスとなります。(厳密に言えば、1000bitJPYが全て一括で買い戻されるわけではなく、メンテナンスマージンを上回る水準に達するまでの買い戻しが行われます)

途中で担保の割合を上げたり、下げたりすることができます。すると、強制決済が始まるフィード価格(コール価格)を任意に調整することができます。

つまり、担保を増やせば、強制決済されるまでのコール価格が遠くなり、担保を減らせば、強制決済されるまでのコール価格が近くなるということです。

これがbitJPYをショートして利益を出す仕組みとなります。

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