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ベイルアウト(Bail-out)VS ベイルイン(Bail-in)

いままでは金融機関が経営破綻の危機に陥る度に、政府が公的資金(国民の税金)を注入して、金融機関を救済してきました。
これを「ベイルアウト」と言います。しかし、政府がベイルアウトを行う度に多くの国民から税金の使い方について反感を買いました。
そこで、キプロスの金融破綻のときでは新しい救済方法が取られることになりました。それは金融機関を内部から救済する方法で、「ベイルイン」と呼ばれるものでした。
ベイルインとは金融機関の内部に損失を負担させるというものです。それはつまり、預金者から預金を勝手に奪って自分達を救済するという強行手段に出るということです。人の預金を勝手に奪う手段であるため、金融機関はある日突然預金封鎖を行い、預金者の資金を凍結してしまうのです。
ベイルインを導入され、実行されたら、預金封鎖が先に行われるか、取り付け騒ぎが先に行われるか、競争するはめになりますが、預金封鎖は大体バンクホリデーの間に行われるため、ほとんどの預金者は休日明けにお金が奪われていることに氣づくことになります。
ですから、あらかじめベイルインは起こり得るものだと最初から認識しておく必要があります。ほとんどの場合、預金の全額引き出しは到底間に合いませんから、失っても良いレベルの金額以上を第三者に預けるのはやめておきましょう。
このようなことから、多くの人が思う以上に銀行への預金は安全ではないのです。むしろ資産を他の誰かに預けることはカウンターパーティ・リスクでしかありません。
大切なのは、日本は過去に預金封鎖を実際に行い、国民からお金を奪ったことがあるので、今後もいつでもやり兼ねないということです。
ベイルインをいつでも実行できる権限を政府や金融機関が持っている時点で銀行に預金する意味がそもそもなくなりますし、預金者は早急に自分の資産を守る方法を考えなくてはなりません。
まず、銀行を盲目的に信用してはいけないということ。そして、資産の一部(または全て)をあらかじめ暗号資産に交換しておけば、第三者の裁量で資産が奪われることを避けることができるということ。この二つのポイントを理解しましょう。
もちろん、暗号資産の世界は自己責任の世界ですから、自分で自分の銀行になり、資産をハッキングフィッシングから守っていく必要があります。
そのためには金融知識やITの知識をつける努力をしなくてはなりませんが、この努力は一生モノなので、自分の資産を守りたいのならいまからでも努力をした方が良いでしょう。全財産をカウンターパーティ・リスクに晒して縮こまりながら生きていくくらいなら、国に頼らなくても生きていけるような人になる方が断然賢いからです。
とにかく、ベイルインはいつでも起こり得ることを理解し、次の金融危機では日本でも実行に移されることを覚悟し、ペイオフには頼らなくて済むように、プランニングしていきましょう。知識は力なり!

Genx

日々考えたこと学んだことを綴っています。

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