バンドワゴン効果(Bandwagon effect)とはある事柄が多くの人の間で流行しているという情報が流れることで、その選択への支持が一層強くなることを指します。
バンドワゴン効果の裏には社会的証明という原理が働いています。
社会的証明とはある事柄に対して多くの人がとる行動を正しい行動と認識する心理のことを指します。
つまり、人には大勢のすることは正しいという思い込んでしまうのです。
同調性が高い日本人にとってはバンドワゴン効果は色々なところで日々起きていると言えます。
この現象を勉強することで流行がなぜ起きるか、どうやって起こすかを理解することができます。
社会的証明の力:一人が踊り出すとみんなが踊り出す
この動画を見てください。
最初は一人だけ踊っていて、皆不思議そうに見ていたとしても、二人目が参加する、三人目が参加していくうちに、どんどん輪が大きくなっていきます。最後の方になると、ほぼ全員を巻き込んでしまいます。
これだけ社会的証明の力は人に影響を与えてしまうのです。
まとめ
バンドワゴン効果により多くの人が信じていると流行が発生します。
しかし、重要な点としては多くの人が信じているからといって、その事柄が必ずしも(あなたにとって)ベストなことだとは言い切れないところにあります。
さらに、多くの人がやっているからと言って、自分も当たり前のようにそれをやり続けていると思考停止に陥ります。
いつも他人の行動を手本にしてしまうと、あなたには独自の意見がないということにもなります。あなたに独自の意見がないというのは致命的です。
したがって、あなたにとって大切なのは流行の中に入るのではなく、どのようにして人を動かすことができるかという心理学の本質を学ぶことにあり、人を動かす仕組みを作り出す側に回る必要があるということです。