上手いトレーダーになるための心構え

バイヤーは立派なトレーダーである

よくファッション業界などでバイヤーと言われている人達が注目されますよね?

実はあの人達はリアルビジネスの世界での立派なトレーダーなのです。そして、彼らがやっている行為はトレードの世界で言う、アービトラージ(裁定取引)そのものです。

あの人達は何をしているかというとニューヨークなどの場所でブランド物のファッショングッズを安く買い付けて日本で高く売っているわけです。

つまり、バイヤーは相場の価格差に目を付けているわけですね。

金(ゴールド)の先物トレーダーがニューヨークで金を2000円で買い付けて、日本で2200円で売るといったことを考えるのと全く一緒です。

ビジネス及びトレードの世界では安く買って高く売るのは基本中の基本であり、最も大切なコンセプトの一つです。

ここで、なぜ価格差が生じるのかを理解することも大切です。

理由は簡単で、そこには需要と供給に非効率が起きているからです。

よく考えてみてください。

欧米ではブランド物のバッグはお金持ちが「長持ちする品質の良いもの」として買うのが普通です。

お金持ちは買ったものを大切に使うわけですから、彼らは良いバッグを買ったら何回も買い替えたりはしませんし、一度買ったら長く使うわけです。

買う人はある程度所得が高い層に限られていて、さらに商品を大切に使う人達が多いため、需要自体が限られているわけです。

しかし、日本では「なぜか」高所得者層以外の人がブランド物の購入に殺到するわけです。

日本人は周りの真似をしたい民族だとか、日本人は自分がないだとか、日本人は価値観が確立されていないだとか、日本人はメディアに流され過ぎとか色々言われていますが、様々な要因が重なって日本ではブランド物を買いたい人が慢性的に多いのです。

ですから、欧米より日本の方が需要が高いと言えます。

需要が高いということは値段をつりあげても売りさばくことができるということです。

そのため、アービトラージが成立するんですね。

アービトラージは価格差がなくなるまで終わらないので、海外での仕入れ価格が上がり、日本での販売価格で利益が出せなくなるまで続きます。

日本ではいまのところ慢性的に裁定機会が発生しているので、まだまだ終わることはないでしょうね。

日本がさらに高齢化社会になり、税金がさらに上がり、庶民の所得がさらに減るか、人口自体が思いっきり縮小するまではなんだかんだ言ってこの傾向は続くのではないでしょうか。

私の知り合いで実際にこれを行って莫大な利益を出し続けている人がいます。

まあ、これを読んでいる人でファッションに興味がある人は今からこの分野に参入しても全く遅いということはないとは思いますが、バイヤーは別に売買する商品をブランド物に絞らなくても良いことを忘れてはいけません。

自分の分野を早いうちから確立して、その世界でずっとナンバーワンもしくはオンリーワンでい続ける方がその分野への参入障壁が高くなり、長い期間利益を出し続けることが出来るので、その方が良いと思います。

もし自分の分野でビジネスをするのが難しいのなら、仮想通貨の世界、株の世界、FXの世界、先物の世界に目を向けてそこで勝ち残っていくスキルを磨いていくと良いでしょう。

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