自分像に関するビリーフの書き換え

ビリーフを書き換える方法

今回はビリーフを書き換える方法を解説していきます。

ビリーフの書き換え方法

1. まずは自分の行動パターンを「意識的に」観察し、ビリーフの存在を見つけてください。

ビリーフを見つける方法は簡単です。「心が反応したら」そこにはビリーフが必ず存在します。何も感じないところにはビリーフは存在しないので「心が何かしらの反応」を起こしたらそこにはビリーフが存在するということです。

2. ビリーフを見つけたら、あなたの現在のビリーフ、そしてどういうビリーフに書き換えるか、その両方を紙に書いて、書き換えるという旨(意図)を自分自身に伝えてください。

これだけでビリーフが書き換わります。

ビリーフの書き換わる原理

ポイントは紙に書くというところです。紙に書くことであなたの意識にビリーフの存在を気づかせることにあります。

ビリーフが無意識ゾーンにあるときは自分がそれをやっていることに気づいていないので「習慣」だと言えます。しかし、意識がビリーフの存在に気づいたら、もうその瞬間にそのビリーフは習慣ではなくなります。

意識に認識させた行動パターンが以後も変わらない場合、それは「習慣だから変えられない」のではなく、「あなたが意識的に変えないことを選択した」と言えるのです。

ですから、まずは紙に書くこといままで気づかなかったビリーフをあぶり出し、習慣ボックスから取り出すこと。そして、出てきたビリーフを今後どうしたいか意識的に決めることです。これでビリーフが書き換わります。

ビリーフを書き換える例

例えばあなたはトレードをしていて、自分が買っている銘柄の株価が下がったらいつも怖くなって「叩き売りしてしまう」という行動パターンを繰り返していたとします。

この時点ではまだ株価が下がったのを見たらなぜ怖くなるのか、なぜ叩き売りしてしまうのか、その理由にさえ気づいていないので、まだビリーフは無意識ゾーンに隠れています。

あなたにとって見えるのは物理現象そのものだけ、つまり株価が下がったときに恐怖感がドワーっと襲ってくることと、銘柄を叩き売るとその場の恐怖感は取り除かれるけれど、あとになって後悔の気持ちがわいてくるという現象がただただ毎回起き続けているということだけ。このパターンがなぜか永遠に続いているとしか見えていないわけです。

ここで上記のワークを取り入れます。

1. ビリーフを見つけ出す。

恐怖を感じるということは「心が反応している」証拠なので、そこにはビリーフが存在します。じゃ、なぜ株価が下がったら恐怖感が襲ってくるのか自分に聞いてみてください。

もしかしたらあなたは「株価が上がるのは良いこと。株価が下がるのは悪いこと」というビリーフを持っているのかもしれません。このようなビリーフを持っていたら株価が上がっているうちは良いことが起きていると心は感じているので安心を感じていられますが、株価が下がり出すと「悪いことが起きている」と心が感じるために恐怖を感じてしまうのかも知れません。

他にもあなたなりの理由があると思いますので、自分の心に聞いてみてください。

2. ビリーフを見つけたら、古いビリーフと新しいビリーフを紙に書いて「ビリーフを書き換えます」と言ってください。

古いビリーフ:「株価が上がるのは良いこと、株価が下がるのは悪いこと」
新しいビリーフ:「株価が上がっても下がっても意味はない。常にニュートラル」

と紙に書いて、「ビリーフを書き換えます」と自分自身に対して言ってください。

こうして書いた後、次に株価が上がったとき、また下がったときに心がどう感じるか観察してみてください。心が反応しないはずです。なぜならあなたが株価の変動に対して「良い」「悪い」というレッテルを取り除いたからです。

もしまだ心が反応するとしたら、そこにはまだ別のビリーフが絡まっているということです。ビリーフというのは何層にも被せることができるので、一つのビリーフを取り除いても別のビリーフがそこに残っていたとしたら同じシナリオが起きたときに心はまだ反応します、ただ、最初のビリーフを取り除いた時点で感じ方は変わるはずです。

そしたらまた同じように、そのビリーフの正体を見つけ出してください。見つけたらそれを書き換えていくという形で、どんどん深堀りしていくわけです。

このようにして、いくつもの層に絡まったビリーフを全て書き換え終わったらその事柄に対して最終的に「何も感じなくなります」。

心から何も感じなくなったら価格が下落したときに叩き売りするという行動が起きなくなり、あなたが起こしていた無限ループが変わっていく。こういうことなのです。

ビリーフを書き換えるのは1秒

実はビリーフの書き換えはやればやるほど簡単になっていき、熟練すると1秒で書き換えられるようになっていきます。そう。本当は紙に書く必要はないんです。頭の中でビリーフを見つけ、古いビリーフを新しいビリーフに書き換えるという旨を自分自身に伝えたらその時点でビリーフは書き換わります。紙に書こうが書かまいが、ビリーフは自立しているわけですから、本当は頭の中でやろうとしてもできるんです。ビリーフを書き換えるには時間がかかると思っていたとしたら、それ自体がビリーフなので書き換えてみましょう。

ここでは「ワークとして書き換えるプロセスを肌で実感しながら体験して欲しかったこと」と、そして「ビリーフは書き換えられるという事実をあなたの意識に強く認識させたかったこと」を理由に紙に書いてくださいと解説しました。

最初は紙に書いてやり続け、慣れたら頭の中で毎日死ぬまでやることです。1日最低でも10〜20件のビリーフを書き換えてみましょう。人生が複利的に加速度的に変化しますよ。