仮想通貨の世界に浸かると、いままでどれだけのカウンターパーティ・リスクに晒されながら生きてきたか気付くことができます。

銀行口座、メールサービス、クラウド・ファイルストレージサービス、など挙げていけばキリがありません。

どれも他人の裁量でどうにでもなってしまうものですし、このシステムのルールの中で生活している限り、システムの奴隷になってしまいます。

勝手にメールやファイルを盗み見られるのも嫌なものですが、最も厳しいのは資産を他人任せにしてしまう既存の銀行システムを盲目的に使うことです。

資産を人の手に預け入れたら最後、ベイルインが起きたとしても、どうしようもありません。

ですから、全額は無理でも一部の資産は仮想通貨に交換しておき、自分で管理した方が賢明です。

しかし、プライベートキーを含んだバックアップファイルをクラウドに乗せたら、資金が盗まれるかも知れません。だからと言ってペーパーウォレットで持っていたら、家事や地震でプライベートキーを保存している建物が物理的に倒壊したら終わりです。

ですから、完全アナログも完全クラウドのどちらも両極端で危険なのです。

最も効率が良いのはその真ん中で、ITは駆使はするのですが、カウンターパーティ・リスクの関わる部分だけはアナログの作業にするという方法です。

この記事でも書いているように、バックアップは多重で取り、複数のローカルの場所に置くというスタイルを取るのが良いと思います。ただ、バックアップを復元するためのパスワードをクラウドに置いたら元も子もありません。

ですから、方法としては、パスワードは1passwordなどのパスワード管理ソフトを使って管理し、クラウド同期は一切使わないという方法がおすすめです。

デバイス間で情報を同期するにはWi-Fiを使えば、Wi-Fiネットワークの外部に情報は流れません。Wi-Fiで同期を行うにはパソコン版の1passwordが必要になりますが、この機能を使うために投資する価値はあると思います。