信用取引・先物取引・短期投資の考え方

次のトレードは前のトレードと独立しているので無関係である

トレーディングは確率論に基づいたゲームです。

したがって、

正しく確率論に基づいた勝負をしているとしたら、一つ一つのトレードで勝つか負けるかは確率の問題です。

ここで覚えておかないといけない重要な考えがあります。

それは次のトレードは前のトレードと独立しているということです。

つまり、次のトレードの結果は前のトレードとは無関係という意味です。

仮に勝ちか負けのどちらかが連続で続いていたとしても、次のトレードはどうなるか分からないということです。

わかりやすい例で言います。

袋の中に赤いボールと黒いボールを3つずつ入れたとして、袋から一つのボールを抽選したときに何色のボールが出てくるかを当てるゲームをするとします。

このとき、次に赤が出る可能性は確率的に言えば50%です。

なぜなら6分の3の確率で赤いボールを引くからです。

ここで、たとえ直前に赤が5回連続出ていたとしても次に赤が出る可能性は50%のままです。

なぜかというと、直前の抽選で赤いボールを袋から出した後、次の抽選を行う前に取り出した赤いボールを袋の中に戻すからです。

すると、何回抽選しようが確率は全く変わらないということが分かって頂けると思います。

仮に5回連続で赤が出ていたとしても、それは抽選の回数が少なければ、片方の色に偏ることはあります。

しかし、10000回、100000回、1000000回と抽選の回数を重ねていくとどんどん50:50の確率に近づいていきます。

これを大数の法則と言います。

トレードもこれと考え方は全く同じです。

確率に基づいてトレードを行う場合、過去のトレードは未来のトレードとは関係ありません。

ですから負けが5回連続で続いたからと言って、不安になって戦略をいちいち変えてしまったら、結果がランダムになってしまいます。

すると、確率に基づいたゲームの結果ではなく、感情に任せたランダムな結果に翻弄されるはめになります。

したがって、一つの戦略を行うと決めたのなら、一貫性を持って最低でも月単位で同じ戦略を実行していかないとその戦略が有効なものであるかどうかを知ることはできません。

これを理解しておくとトレードに対しての考え方が洗練されていくので、覚えておきましょう。