新作のプラグインだったり、アプリだったり、機材だったり、人生では色々なグッズとの出会いがあります。
私は一時期、要らないものに囲まれた生活を送っていたことがあります。
たとえば、部屋の中にはもう使わない機材、パソコンやiPhoneやiPadの中には無料でダウンロードしたVSTプラグインやセール中に購入したiOSアプリなどで埋め尽くされていました。
ある日、素敵な本に出会い、一大決心をして大処分祭りを開催することにしました。
このときに思いきって大処分祭りを行ったことによって、私の人生はガラリと変わったなといまでは感じています。
では、片付けることで何が変わったかをお話したいと思います。
私を救ってくれた一冊の本
自分に対して色々迷ったり疑っていた時期に、私を救ってくれた一冊の本があります。
それは片付けコンサルタントの近藤麻理恵氏が書いた人生がときめく片づけの魔法という本です。
この本を読み終え、私は家の中の要らないものを全て洗い出し、捨てることにしました。それはパソコンやiPhone/iPad内部のデジタルなコンテンツにまで及びました。
片付けたらものに対しての罪悪感がなくなった
例えばですが、私は不要なiPadアプリをそのまま放置していたときに罪悪感を感じていました。
「これせっかく買ったんだし、使ってあげなきゃな」って。
でもそういう風に思うものに限って、この先も絶対に使わないものでした。
そういうときに「使ってあげなきゃ」と自分をごまかし、だましだましの生活を続けていると、ストレスがたまってくることが分かりました。私の場合は、イライラを感じたときは、必ず心の中で物事が整理できていなかったときでした。
このイライラはかなり長い間続いたのですが、要らないものを捨てた途端にピタっとなくなりました。心の中で物事に整理がつかない理由はそもそも自分とちゃんと向き合ってこなかったからだなということが、要らないものを捨てたときに初めて分かりました。
つまり、「使ってあげなきゃ」と自分をごまかし続けるのではなく、素直に「自分はもう使いません」と自分の考えを認めてあげないといけないんです。
片付けたら目的を取り戻した
私は片付けを先延ばしにしていたことで本当にやりたかったことが分からなくなっていた時期がありました。
例えば、私はVSTプラグインやDTMアプリの収集家になってしまい、トラックメイキングよりプラグイン収集が目的となってた時期がありました。
でも、本当に使うものだけを残したら、自然と目が覚めたんです。
私の場合は片付けを行ったら、1000の低レベルなプラグインより1のハイレベルなプラグインが必要だということが分かりました。
面白いことに、執着を手放した途端に、トラックメイキングについての情報を発信したくなり、このサイトを立ち上げることにしました。ですから、この本に出会っていなければ、片付けを行っていなければ、このサイトは存在しませんでした。
だから、この本に書いてあるように、本当にときめくものだけを残すと人生が変わるというのは本当だと感じています。
いまでもそうですが、気を抜くと要らないものはどんどん増えていきます。でも、最初に大処分祭りを開催したあとは軽くメンテナンスをするだけなので、あまり大きな手間にはなりません。
まとめ
この本は一度読むことをおすすめします。
片付けが人生を変えるなんて最初は信じられませんでしたが、片付けへの考え方は生き方そのものだということが私には分かりました。
近藤麻理恵氏の片付けライフをたった一冊の本から学べると考えたら安すぎます。はっきり言ってこの本に書いてある情報の有用性は計り知れません。私の場合は得をしたどころではありません。この本に出会えて心から感謝しています。