私は人生には3つの階層があると思っています。
まず、人は元気であることが不可欠です。人にとって身体は資本であり、健康第一です。健康があって初めてスタートラインに立つことができます。
したがって、元気はピラミッド構造の最も下の基礎をなす部分だと言えるでしょう。元気があれば何でもできると言われるのは、元気は全ての基礎だからです。
しかし、元気という基礎があっても一歩を踏み出す勇気がなければ、何も成し遂げられないまま人生が終わってしまいます。
「失敗するかも知れない」とリスクを取らないでいるといつまで経っても同じところをグルグルと回ることになります。
もちろん本質的リスクは極限まで排除していかなくてはなりません。しかし、本質的リスクではない、チャンスとなり得るリスクは取っていかないと次のステージに進むことができないことは確かです。
私の場合、過去を振り返ったときにいつも思い出す「失敗したなと思うシーン」は実際にリスクを取って失敗したシーンよりも、リスクを取らずに行動に移さなかったシーンの方が圧倒的に多いです。
一歩を踏み出す勇気がなかったことは何十年経っても、何度も自分の中で蒸し返されてしまうので、やらないで後悔するよりやって後悔した方が良いといつも感じます。
したがって、勇気は元気という基礎の上に立つ二つ目の階層であると言えるのです。
次に、どんなに勇気があって「成功した」人生を歩んできたとしても、それを分かち合う人がいなければ、それはそれは悲しい人生になってしまうでしょう。
お金をどんなに稼いでも、愛が無ければ全く意味がないのです。
ウォーレン・バフェットのような世間からは成功者と言われている大富豪も下記のように語っている。
『100万ドルで愛が買えるなら安いものだ。しかし、現実には誰かに愛されたいと思ったら、あなた自身が愛される人物になるしかない。
見返りを求めてしまうのは人間の性だが、あなたが何かを与えなければおそらく、あなたには何も与えられないだろう。』
このようなことから、生涯では使い切れないほどのお金を稼いだ人も言っているように、結局は最後には愛なんです。
愛があれば、元気と勇気で手に入れた「成功」を「幸せ」に変えることができるようになります。
したがって、愛は勇気という土台の上に立つ三つ目の階層であり、ピラミッド構造の頂点に来ると言えるでしょう。
まとめ
多くの人はただ単にお金を稼いだり社会的に成功することだけを夢見ますが、その理由の根幹に愛を持って接することがとても最も大切だということを覚えておきましょう。
愛が無ければ結局はどんなに成功しても意味がないのです。
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