信用取引と先物取引では保証金を委託して取引する制度や売りから入れる部分など、類似している点もありますが、本質的には異なるものだと理解してください。
信用取引では現物取引と大抵同じオーダーブックを使っています。つまり、現物取引をしている人と信用取引をしている人が市場の中でごちゃ混ぜになっているということです。
ようは、自分の資金で取引をしているか第三者から資金を借りて取引をしているかが違うだけで、結局は同じ市場で取引をしているのです。
対して、先物取引では独自のオーダーブックを使っています。
先物取引では、その取引の本質から、期限日が近づくにつれ、現物のオーダーブックの価格に近づいていくという特徴がありますが、現物のオーダーブックとは全く別物だと理解してください。また先物取引では、同じ金融商品でも期限日ごとにオーダーブックが複数存在します。
いずれにせよ、参加している人達が違うため、価格はそれぞれのオーダーブックで異なることがあります。このようなことから、現物のオーダーブックと先物のオーダーブックの価格差を利用してアービトラージ(裁定取引)を行って利益を出していく人達もいます。