BitShares初級編

BitSharesの仕組みを分かりやすく説明してみた

昔々あるところにBTC王国とBTS王国という二つの王国がありました。

この二つの王国はそれぞれの経済圏を持ちながらお互いに急成長していました。

BTC王国ではBTCビットコイン)という通貨が法定通貨となっており、全ての経済活動がビットコインを通して行われていました。サラリーマンはお給料をビットコイン建てでもらい、自営業の人達は商品やサービスを提供してビットコインを稼いでいました。ビットコインをより多く稼いだ者がBTC王国ではお金持ちになっていったのです。

対して、BTS王国ではBTSBitShares)という通貨が法定通貨として使われていました。サラリーマンはお給料をBTS建てでもらい、自営業の人達は商品やサービスを提供してBTSを稼いでいました。BTSをより多く稼いだ者がBTS王国ではお金持ちになっていったのです。

ある日事件が起きた!

ある日のこと、BTC王国のトレーダーいつも通りビットコインをいつもの中央集権型取引所に送金したところ、その10分後に取引所のサイトがいきなりアクセス不能になりました。

調べてみると、なんとその取引所のサイトは恒久的に閉鎖してしまったようです。あとから分かったことはその取引所は実は詐欺サイトだったということ。取引所の運営者は今頃リゾート地でバカンスを楽しんでいるということと送付したビットコインは二度と戻らないことが分かり、BTC王国のトレーダー達はひどく落胆していました。

「私達は今後も詐欺を働くかも知れないサイトでビクビクしながら取引するしか方法がないのか?これはひょっとしたらBTCの限界なのか?」

BTC王国のトレーダー達はこのように考えるまでになりました。

このニュースは瞬く間にBTC王国とBTS王国中に広がり、トップニュースとなりました。

しかし、BTC王国はBTS王国側がえらく落ち着いていることに気づきました。そこでテレビに映るBTS王国のリポーターはこう言いました。

「この問題はBTC王国特有の問題であり、BTS王国では起きることはありません。」

この発言を聞いたあるBTC王国のトレーダーは、BTS王国のリポーターの発言がどうしても気になったため、BTS王国にいるトレーダー友達に電話で連絡を取り、どういう意味かを聞いてみることにしました。

BitSharesの仕組みを聞いてみた

btc BTC王国「さっきテレビでリポーターがBTS王国の取引所では起き得ないと言っていたけど、これって本当なの?」

bts BTS王国「本当だよ。そもそもうちでは、BTSを他の資産に交換するときに、わざわざ中央集権型取引所に送金しなくても、最初からBitSharesウォレット内に無人の取引所が付属していて、ウォレットからそのまま取引できるからね。しかもこの取引所が優れものでどんな資産でも取引できるんだ。例えばUSDも取引できるよ。あ!でも厳密に言えばUSDじゃなくてBitUSDだけどね。ははは。」

btc BTC王国「付属の無人取引所?BitUSD?ややこしいなぁ。どういうこと?」

bts BTS王国「あぁ、無人というのは取引所を管理している団体は不在だという意味だよ。全ての取引はBitSharesブロックチェーンに記録されるから、わざわざ有人の取引所と関わる必要がないんだよ。

うちの取引所ではBTSを使ってスマートコインと呼ばれる、リアルに存在する金融資産の価格に追随する銘柄を取引することができるんだよ。BitUSDはUSDの価格を維持していて、BitCNYはCNYの価格を維持していて、BitGoldはGoldの価格を維持しているんだよ。まあ、簡単にまとめれば、BitUSDはUSDとほぼ同じと考えて良いのさ。」

btc BTC王国「じゃ、君はこれまでBTSを他の資産に交換して、それをまたBTSに戻して利益を出しているという話を聞いたことがあるけど、あれはBitShares付属の取引所でトレードしていたということ?」

bts BTS王国「そういうことだね。まぁ、俺はトレーダーだし、USDが分かりやすいし、俺にとってはUSDもBitUSDも同じようなものだからね。ははは。」

btc BTC王国「なるほどね。でもなぜBitUSDがUSDと同じ価格を維持できるの?仕組みを教えてよ。」

bts BTS王国「BitUSDスマートコインと言って、無から生成されるものではなく、BitSharesの価値によって裏付けされているんだよ。

どういうことかというと、誰かが自分自身のBTSブロックチェーンに預けて、ブロックチェーンがそのBTSを誰にも使えない保管庫にロックしたときに初めてブロックチェーンBitUSDを生成してユーザーに貸し出すんだよ。だからBitUSDを世の中に供給できるのはブロックチェーンだけだし、その生成されたBitUSD一つ一つがブロックチェーンしかアクセスができない保管庫に入れてあるBTSに裏付けされているんだよ。」

btc BTC王国「なるほどね!他の資産で裏付けされているのなら、スマートコインって持っていて安全だね!でも、トレーダーはなぜスマートコインブロックチェーンに預けてまでBitUSDを作りたいと思うわけ?」

bts BTS王国「基本的には投機目的だよね。BTSブロックチェーンに預けてBitUSDを生成するタイプの人間は大体、BitUSDブロックチェーンから借りたらそのまま市場でショートしちゃうんだよ。」

btc BTC王国「ショートって何?」

bts BTS王国「ショートっていうのは借りたものを先に売ってしまって、あとから買い戻して返却することだよ。この世にはショートで利益を出そうとする投機家がいるんだよ。

話を戻すけど、トレーダーがBitUSDショートするじゃん?そしたらBitUSDを買う人が出てくるわけ。BitUSDを買った人は自分自身が持つBTSを売ってBitUSDを手にするから「現物を手にするのを同じ意味を持ち」そこで終わりなんだけど、BitUSDショートする人はいつか必ずBitUSDをどこかから買い戻してブロックチェーンに返却しなくてはいけないんだ。

市場でBitUSDを買って返却しても良いし、別の取引所から調達してきてから返却しても良いんだけど、とにかく借りたものはちゃんとブロックチェーンに返さなくてはいけないわけ。」

btc BTC王国「どういうこと?BitUSDを持っている人は現物を持っているわけだから、BitUSDを市場にまた売り出すとは限らないし、ずっと手元に持っておくかもしれないじゃん。ショートした人は最終的にどうやってBitUSDを調達するわけ?」

bts BTS王国「AさんがBitUSDショートしたとして、BさんがBitUSDを買った人だとするよね?このとき、Aさんは必ずBさんからBitUSDを買い戻さないといけないというルールはないわけ。AさんはCさんやDさんからBitUSDを買い戻しても良いんだよ。市場に出回っているBitUSDに過不足はないから、買い戻すときは別の人から買い戻しても全くOKなんだよ。」

btc BTC王国「なるほどね!じゃBitUSDショートした人が最終的にBitUSDを調達してきて、ブロックチェーンに返したらどうなるの?」

bts BTS王国「BitUSDブロックチェーンから借りている人がブロックチェーンBitUSDを返却したらその時点で返却したBitUSDは消滅するよ。それで、保管庫の中にあったBTSを返してもらえる。」

btc BTC王国「意味が分かったよ。じゃあ、ブロックチェーンBTSを預けて、BitUSDが生成されて、BitUSDが市場に出回っている間にBTSの価値が下がったらどうするの?」

bts BTS王国「BitUSDを借りるときに、BTSブロックチェーンに差し出すってさっき言ったけど、このときブロックチェーンBitUSDを生成するために必要なBTSの数量をちょうど預けるんじゃなくて、大体200パーセントに相当するBTSかそれ以上をコラテラルとして差し出すことになるんだよ。

例えば1BitUSDを作るのに100BTSで済むとしても、「念のため200BTS以上預けてください。」とブロックチェーンに言われるわけ。だから、BTSの値段が下がったとしてもそこには担保に余裕があるから大丈夫なんだよ。

そして、Aさんが200BTS預けて、1BitUSDを手にいれたとするじゃん。そして、そのBitUSDを市場で売っている間にBTSの価値が下がり、1BitUSDを作るのに130BTSかかるようになったとするじゃん。

そしたらコラテラルの余裕が減ってきたから、Aさんは「BitUSDを返さないといけないリスト」の列の上部に来ちゃうわけ。1BitUSDを作るために10000BTSを預けたEさんはまだまだ余裕があるけど、Aさんは1BitUSDを作るためにあまり多くのBTSを預けていないから、Eさんより列の前に来ちゃうんだよ。

ここでさらにBTSの価値が下がり続け、1BitUSDを作るのに170BTSかかるようになったとするじゃん。

そしたら、ブロックチェーンは「もう担保が少なくて危ないんで、あなたの借りたBitUSDは強制決済しちゃいます」って言って、Aさんから預かったBTSの担保を全て使って市場からBitUSDを自動的に買い戻して、BitUSDを消滅させちゃうんだよ。

この強制決済のことを「マージンコール」って言うんだよ。」

btc BTC王国「マージンコールされたくなかったらどうすれば良いの?」

bts BTS王国「二つの方法があるよ。一つはブロックチェーンに追加のBTSを預けること。そうすれば、さっき言ってたリストの後ろに並び直すことができる。もう一つの方法はマージンコールされる前に自分からBitUSDを買い戻して、ブロックチェーンとの契約を閉じちゃうこと。損切りとも言えるね。」

btc BTC王国「いや〜。BTSの世界はすごいな。全てをブロックチェーンが自動的に管理しているから、うちの取引所みたいに人間がズルをするようなことができないのは本当に素晴らしいわ。」

bts BTS王国「そうなんだよ。人を信用する必要がない取引所だから、うちらはこの取引所を非中央集権型取引所と呼んでいるんだよ。」

btc BTC王国「なるほど。いろいろ謎が解けたよ。どうもありがとう。それにしてもBTSの取引所ってかなり高機能でびっくり。本当にうらやましくなったよ。」

bts BTS王国「どういたしまして。また何か質問があったら聞いてね。」

btc BTC王国「そうするよ。どうもありがとう。またね。」

bts BTS王国「またね。」

まとめ

これまでストーリー形式で説明してきましたが、まとめるとBitSharesには下記の素晴らしい機能が搭載されているということに集約されます。

BitSharesの取引所は非中央集権型
BTSBitShares経済圏の基軸通貨
BitUSDスマートコイン)を持つことは安全

BitSharesを今まで知らなかった人はこれを機にBTSBitUSDを買って、実際に体験してみることを強くおすすめします。

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仮想通貨プラットフォーム「BitShares」に無限のポテンシャルを感じています。BitSharesビットコインと比べると最初は難しいかも知れませんが、慣れたらこっちのものです。あなたの資産はもちろんのこと、あなたのビジネスを自由自在にコントロールすることができるようになります。

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