自分像に関するビリーフの書き換え

トレーダーの価値と社会貢献の考え方

他のビジネスに比べてトレーダーの多くは「自分は社会に何も貢献していない」と思ってしまいがちです。

でもこの考え方は間違っています。トレーダーにはちゃんとそれぞれの役割があって、社会に貢献しています。

確かに全体から見れば相場はゼロサムゲームなので、利益を出している人もいれば損失を出している人もいるので、パイの奪い合いをしているように思われがちですが、これも全て考えようです。

どういうことかというと、トレーダーは一人一人相場に「流動性」を与えているのでそれ自体が価値だと考えるべきなのです。あなたがいなければ注文が約定しなかった人が出てくるわけですし、その人が注文を約定させたければ別の人と(もしかしたら別の価格で)トレードする必要があったわけです。

そして、その別の人もまたあなたが参加していないことで本来と違う人とトレードしなくてはいけなくなるわけです。つまり、あなたが参加するかしないかの影響はどんどん波及していくわけで、遠くに行けば行くほど影響が大きくなります。あなたはパイ全体の対しての一部分であり、全体には欠かせない存在なのです。

私は自分とトレードした人(私の買い注文に売りをぶつけてきた人、または私の売り注文に買いをぶつけてきた人)には必ず感謝しています。「売ってくれてありがとう」「買ってくれてありがとう」と。

お互いの立場が違うので、たまたまいまは買いと売りが逆方向になっていますが、取引相手には幸運を願いましょう。ビジネスですから。ポイントは相手の幸運を祈り、win-winの考え方で取引を終えることです。間違ってもトレードを行ってくれた人に対して文句は言ったりマイナスな思考を送ってはいけません。

例えば「バカだな、こんな価格で買う(売る)なんて」と考えていたら、絶対に成功できません。取引相手がいなければあなたの注文も約定しなかったわけですし、相手にもその価格で売買する事情があったわけなので、そのようなマイナスの意図を持って取引をしてはいけないのです。そのように考えていてはあなたはトレードをビジネスとして捉えていないという意味になりますし、自分は欲に支配されているという意味になります。

ビジネスでは必ずwin-winの関係が必要なのです。あなたも相手もハッピーで終わらせる。ゼロサムゲームという言葉は忘れてください。マクロスケール(全体レベル)ではゼロサムゲームかも知れませんが、マイクロスケール(個人レベル)では全くゼロサムゲームではないのです。あなたが得をして、取引相手も得をすることは可能なのです。相手の事情はあなたには分からないわけですから、相手の行動から何かを決めつけたり、ジャッジするのはやめましょう。代わりに、あなたは関わった人には必ず感謝するようにしましょう。

これがトレーダーとして社会的な価値を感じ続ける方法です。

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