仮想通貨取引所の知識

ビットコイン取引所の仕組み

取引所とは取引の場を提供するプラットフォームです。

取引所は金融商品を買いたい人と売りたい人をマッチングさせ、両者から手数料をもらい、利益を出すビジネスモデルを採用しています。取引所側はあくまでも仲介役というスタンスを取っています。

どんなに複雑そうに見えても取引所でできることは金融商品を「買う」か「売る」かのどちらかになります。

ビットコイン取引所では扱う通貨はビットコインであるというだけなのです。BTCJPY市場ではJPY(日本円)でBTCが売買され、BTCUSD市場ではUSD(アメリカドル)でBTCが売買され、BTCCNY市場ではCNY(中国元)でBTCが売買されています。

なぜユーザーは取引所を介して取引するのか

本来ビットコインの買い手と売り手はOTC(Over the counter)取引と言って、取引所を介さずに直接二者間で取引をすることができます。

しかし、基本的に買い手は売り手がどこにいるのかが分からなく、売り手は買い手がどこにいるのかが分かりません。

それだと取引の効率が悪いので、取引所は市場という場を設けて、買い手と売り手に集まってもらい、取引が成立しやすい状態を作りあげているのです。

取引所での取引はオークション形式が採用されている

取引所での取引はオークション形式が採用されており、買い手と売り手にそれぞれ売買価格を提示してもらい、オーダーブックが形成されています。

オーダーブックの用語の解説:

買い手の購入希望価格をBidビッド)と言います。最も値段が高いビッドBest Bidと言います。

売り手の売却希望価格をAskアスク)、またはOfferオファー)と言います。一番値段が安いアスクBest Ask、またはBest Offerと言います。

Best bidBest askの価格差をSpreadスプレッド)と言います。

また、最後に取引が成立した価格をLast trade(ラスト・トレード)、またはLast Price(ラスト・プライス)と言います。

最も高く買いたい人と最も安く売りたい人の価格がマッチしたとき、取引が約定(成立)する仕組みです。

ではどのように約定が起きるかを解説していきます。

例えばBTCJPY市場のBest bidが30000円でBest askが31000円だったとします。この状態だといつまで経っても約定はしません。なぜなら、「30000円なら買う」という人と「31000円なら売る」という人達の間では取引が成立しないからです。

取引を成立させるには買い手が譲歩して「31000円でも良いから買うよ」となるか、売り手が譲歩して「30000円でも良いから売るよ」となるしかありません。

つまり、誰かが取引相手の条件を飲むことで初めて取引が約定します。

買い手側の需要が高ければ、Best askがどんどん食われていくので値段は上がり、売り手側の需要が高ければBest bidがどんどん食われていくので値段は下がっていきます。

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取引所は手数料で稼ぐビジネス

取引所では取引が成立する度に手数料が発生します。例えば約定価格が30000円で手数料が0.2パーセントだとして、4 BTC買った場合には30000 x 4 = 120000 JPYかかりますが、受け取るビットコインは4 * 0.998 = 3.992 BTCになります。

つまり、手数料は基本的に受け取る通貨から差し引かれていきます。

3.992BTCをJPYに戻すときの約定価格が30000円だとしたら、30000 x 3.992 x 0.998 = 119760JPYになります。JPYに戻すときの手数料は円建てで差し引かれます。

このケースでは120000JPY - 119760JPY = 240JPYほど目減りしてしまいました。

このように、トレードをする度に手数料がかかることから、厳密に言うと相場はゼロサムゲームではなく、マイナスサムゲームだと言われる場合もあります。

しかし手数料がかかったとしても、自分の力で買い手や売り手を探す労力に比べたら安いと言うこともできます。

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