1971年にアメリカ合衆国のニクソン大統領がドル紙幣と金との兌換の停止を宣言した日からお金が永久に変わってしまいました。
いま流通している法定通貨は本当の意味でのお金ではないのです。なぜなら特定の人達が好きなだけお金を刷ることができるようになってしまったからです。
お金を持っていない人達はお金を稼いで、稼いだお金を使って自分の欲しいものと交換していくという形を取る必要がありますが、お金を刷ることができる人逹は「何か欲しいな」と思ったらその場でお金という紙を刷れば良いだけなのですから。または、何も知らない人々から削り取った税金という名前のプールから好きな額のお金を取り出して、そこから好きなものを買えば良いわけですから。
まさにお金が出る蛇口を持っているわけです。あとは法定通貨が「お金」であるということをメディアを通じて信じ込ませ続ければ良いだけなのです。
じゃ、本当の意味のお金って一体どういうものなのでしょうか?お金は法定通貨を価値あるものだと盲目的に思い込んで、それさえあれば何にでも交換できる魔法の紙というわけではありません。パラダイムシフトが起き、メディアを通して人々を信じ込ませる方法が通用しなくなったら、法定通貨は単なる紙切れになることを覚えておいてください。
お金とは本来「あなたの中にある無限のスキル」のことなんですよね。お金とは目に見える紙ではなくて、あなたの内側にある「無限の泉」のことを指します。内側から出てくるということは尽きることはなく、無限に発生します。つまり、お金を本当の意味で理解し、使いこなせるようになれば、あなたの中から無限のお金が出てくることが分かるようになります。
では、「お金は無限のスキルである」ということがどういうことなのか、解説していきます。
まずはお金の流れを見てみよう
あなたはサラリーマンだとします。あなたは今日もサラリーマンとして会社に行ったので、時間を売って労働したことでお給料をもらいました。あなたはそのお給料を手にスーパーに行き、お米を5kg買いました。この一連の流れを分割して考えてみることにしましょう。
あなたは自分の1日のうちの8時間という「時間」を会社に売りました –> その対価として1万円という紙を一枚もらいました –> あなたはその1万円という紙をスーパーに持っていき、お米をレジに持っていって、1万円とお米をレジの人に手渡したら、1000円札という名前の紙を7枚と500円玉という金属を1枚もらい、「お米は持って帰って良いよ」と言われました。
これが実際にあなたに起きたことです。
10000円という紙はなくなったけれど、お米を持って帰って良いと言われ、手元には1000円という紙が7枚と500円玉という金属が1枚が手元に残りました。ということは、あなたは2500円という価値をスーパーに手渡したところその価値を「お米」と交換してもらえたというわけです。
その2500円は元々どこから来たかというと、あなたの「時間」です。あなたの「労働力」です。あなたが会社で決まった時間を労働し、業務をこなしたことで、その対価としてお金をもらったわけですから、結局のところあなたは自分の時間とお米を交換していることになるのです。間にお金という媒体を挟んでいるけれども、実質あなたは時間とお米を交換していることになります。
大切なことなのでもう一度言いますが、あなたは時間とお米を交換しているのです。
考え方が限定的になっていることに気づこう
ここで気づいて欲しいことがあります。
1.「あれ?時間を売ってお金を得ることって不利じゃない?だって1日に24時間しかないじゃん。」 2. 「あれ?私が労働したことでもらえる対価はなぜ誰かがいつでも刷ることができる紙なんだ?」
ってことを。
お金をもらう方法はいくつもあります(例:宝くじに当たる、カジノで勝利する等)が、お金を得る方法は一つしかありません。それは何かを「売る」ことです。
サラリーマンも自営業の人も大企業の大株主もみんな1日24時間しかありません。みんな何かを「売って」お金を得ています。でもサラリーマンは「時間」を売ってお金を得ているわけです。どう頑張っても1日に24時間しかないのに、時間を売ってお金を得るという方法を自分たちで選択してしまっているのです。
しかも、対価を金(ゴールド)でもらえるなら分かりますが、なぜ「誰かがいつでも刷ることができる紙」を対価として受け取って何も疑問に思わないのでしょうか?
ここを考え、突き詰めていくといまのシステム自体がおかしいことに気づくことになるでしょう。いままでお金だと思ってもらっていたものは実は単なる紙で、その紙に価値があると思わされていただけなのです。
最終的には欲しいものを手に入れようとしているだけなのに(この場合はお米)、いつの間にか紙をもらうことに執着していると考えたら少し目が覚めませんか?
時間を売らずに、他の何かを売って、お米を手にいれる方法を考えよう
あなたはサラリーマンやっているけれど、隠れた才能として「トマト作りのスキル」を持っていたとします。そしたら、時間を売らず、トマト作りのスキルを売って、お米を手に入れられるのではないか考えてみましょう。
・トマトを作って、トマトを収穫したら、トマトを欲しい人を見つけて、トマトを売れば良いんじゃない? ・Facebookでお米農家の人と友達になって、自分のトマト10個とお米一袋を直接交換しちゃえば良いんじゃない? ・「トマトの作り方」というノウハウ本を作って、その情報を知りたい人に売れば良いんじゃない?トマトの作り方の本を英訳して「ビットコイン建て」、で売ったら、お客さんの幅は世界規模になるよね。会社に時間を売るんだったら受け取れる対価が法定通貨に限定されてしまう場合が多いけれど、自分のスキルを売るのなら、受け取る対価の種類は自分次第で増やせるよね。 ・トマトの収穫時期は過ぎちゃったから、いまはトマトの現物を売ることができないけれど、トマトが欲しいお客さんを知っているのなら、「20○○年○月○日にトマトの現物を渡します」とお客さんと約束して最初にトマトを1個250円で売る契約だけ結びお金を先にもらっちゃえば?それで、あなたは自分のコネクションを使って1個150円で調達してくれば良いんじゃない?そしたら、1個売る度に100円の儲けが出るよ。自分がいま作れなくても、トマトをハウス栽培している友達のところから1個150円で買い取れば、転売できる人を既に知っているんだから右から左に流すだけだから簡単だよね?
そう考えたら時間を売るより、あなたの「トマト作り」のスキルを活かしたビジネスを展開した方がはるかに効率的ですよね。だって一つのスキルから無限のアイデアが出てきて、それがお金になるんだもの。それが「お金は無限のスキルである」の本当の意味です。
誰かが発行した紙を盲目的に信じ込んで、その紙を手にいれることに必死になるのではなく、あなたが元々持っていたスキルを世界に公開して、それで手に入れたかったもの(この場合はお米)を直接手に入れることができたらそこでミッション達成ですよね。
また、最初は小銭を稼ごうと思ってあなたが出版した「トマトの作り方の本」が気づいたら世界的な人気書籍になってしまい、電子書籍売り上げNo.1に君臨し続けるようなことになったら、家をキャッシュ一括で買えてしまうようなことも全然ありの世界になります。
とにかく、時間は有限なので収入のボトルネックになりますが、スキルは無形であり無限なので、可能性が一気に無限大に跳ね上がることを覚えておいてください。
NFTを作れば、最適化された取引所で物々交換が復活する
NFTを作成できるプラットフォームで「TOMATOCOIN」というNFTを発行して、TOMATOCOINを市場で売ってしまえばどうでしょうか?
「1 TOMATOCOINを私に送ってくれれば、トマト1つお渡しします」という約束をすれば、TOMATOが欲しい人はTOMATOCOINを取引市場から買うようになります。
キャベツ農家の人が「CABBAGECOIN」というNFTを作っていたとして、「1 CABBAGECOINを私に送ってくれれば、キャベツ1つお渡しします」という約束を掲げていたとして、あなたがちょうどキャベツを求めていたとしたら、あなたは自分の持っている1 TOMATOCOINと相手が持っている1 CABBAGECOINを物々交換することさえできるのです。
あなたは好きなときにCABBAGECOINをキャベツに交換し、キャベツ農家の人は好きなときにTOMATOCOINをトマトに交換することができて、お互いハッピーになれるというわけです。法定通貨を一回も介さず、あなたのスキル一つで欲しいものを手に入れることができるのです。
他にも、NFT作成すれば、私は自分のウェブサイトの広告スペースを「GENXCOIN建て」で販売し、マッサージ師の人は自分のマッサージサービスを「MASSAGECOIN建て」で販売するなんてこともできるわけです。お互いのコインを直接交換するのもあり、プラットフォーム共通の基軸通貨があれば、それを介して交換するのもありなのです。
これは完全に新しい経済の始まりなのです。そして、NFTが作成、配布できるような最適化された世界では物々交換も復活できるのです。なんて素晴らしい世界なのでしょうか?
もう法定通貨を盲目的に信じる時代は終わりです。これからは新しい世界を生きていくと決めましょう。
コメント