暗号資産の世界では、同じ種類の暗号資産を複数の取引所で取引することができます。
例えば、取引所Aと取引所Bと取引所Cでは同じくビットコインをトレードすることができると言った具合です。
暗号資産の取引の基本は現物取引なので、一つの取引所で暗号資産を買い、別の取引所に暗号資産を移動してそちらで売ると言ったことが可能です。暗号資産を取引所間で移動できるのは暗号資産ならではの機能です。
ここで氣づく方がいると思いますが、それぞれの取引所では別のオーダーブックを使用しているので、取引所によって価格が違うということが挙げられます。ときには他の取引所の価格と大幅に剥離した状態になることもあります。こういうとき、価格が割安な取引所で暗号資産を買い、すぐに価格が割高な取引所で暗号資産を売れば、取引所間の価格差をそのまま利益にすることができます。これをアービトラージ裁定取引)と言います。
実際にやってみると、暗号資産を取引所間で移動が完了する10-30分の間に価格差が解消してしまう場合がほとんどです。もしアービトラージを成功させたい場合にはFiatと暗号資産を複数の取引所にあらかじめ入れておいて、価格差が生じたときにそれぞれの取引所で注文を執行すると良いでしょう。それぞれの取引所で取られる手数料を考慮しても価格差の方が大きい場合には、アービトラージをする価値があります。

アービトラージはいつまでできるのか

アービトラージをやって儲かるのは、あくまでも市場の参加者が少ない場合のみです。参加者が増えるにつれ、アービトラージを実行する人が増えるため、価格差はすぐに調整されるようになってしまいます。参加者が増えるほど市場の効率が良くなっていきます。ただし、100%効率が良いマーケットは存在しないので、アービトラージ機会が完全になくなるわけではありません。
現に、BTCUSDやBTCCNYの市場は出来高が多いのでマーケットの効率が良く、取引所間の価格差よりも手数料の方が大きい場合が多いでしょう。もちろん、ひたすら待てば良いチャンスは訪れるかも知れませんが、うまくやらないと誰かに裁定機会を取られてしまうでしょう。アービトラージを専門でやっている人はボット(プログラム)を作り、価格差を機械が常に監視し、価格差が生まれた瞬間に注文を取りにいくと言ったことをしています。ですから、いくらアービトラージの準備をしていたといても、参加者が多いマーケットではあまり大きな利益を出すことは難しいでしょう。ですから、アービトラージを狙うとしたら流動性の低い相場にすると良いでしょう。

アービトラージの本質を理解する

アービトラージで実際に儲けられるかどうかより、アービトラージの考え方の本質を理解することの方が大切です。アービトラージは「安いところで買い、高いところで売る」、たったそれだけです。つまり、需要が大きくてもより供給が少ないところに持っていけば儲かるのです。例えばブランド物のバッグなどがそうでしょう。海外でブランド物のバッグを割安で調達し、日本で割高で売れば、価格差をそのまま利益にすることができます。
こう考えると、アービトラージのコンセプトは投資に限定されたものではなく、ビジネスそのものだと言うことがわかります。この当たり前の考え方を正しく実行することができるかどうかが、投資やビジネスでの成功の分かれ目です。アービトラージの考え方ができるか否かであなたのトレーディング人生は大きく変わっていくことでしょう。

Genx

日々考えたこと学んだことを綴っています。

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Tags: 現物取引

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