ミキサー(Mixer)とはその名の通り、複数のトラックの音をミックスする(まとめる)機材やインターフェイスのことを指します。
ミキサーは何ができるの?
ミキサーでは主に音量、パン、センド・エフェクト、バスをコントロールしていくことで各トラックの挙動を制御していきます。
音量(Volume)
トラックの音量を上げたり下げることで他のトラックとの音量バランスを変えていくことができます。
パン(Pan)
パンとはストレオトラックの左右のどこから音が聞こえるかを決める設定です。パンを中央にしていると、音は真ん中からやってきます。左に動かした場合、音が左からやってくるようになります。右に動かした場合、音が右からやってくるようになります。
日本語では定位とも言います。
センド・エフェクト(Send Effect)
センド・エフェクトとはエフェクトをかける方式のことです。センド・リターン方式とも呼びますし、アナログのミキサーではAUXと呼ぶ場合もあります。AUXはAuxiliary(オグジュアリー)の略です。
センド・エフェクトは原音をそのまま送るチャンネルと、途中で原音を分岐させてエフェクトに送り(Sendと言う)、エフェクトから出てきた音を原音に戻す(Returnと言う)チャンネルを、ミックスしてエフェクトの効果を得る方法です。
エフェクトにセンドする(送る)量をミキサーからコントロールすることができるということです。
センドエフェクトに関してはエフェクトでインサートとセンド・リターンの違いで詳しく解説しています。