仮想通貨取引所の知識

なぜ世界中の取引所の仮想通貨の価格は連動するのか

世の中は需要と供給で成り立っています。

仮想通貨は国をまたいで世界的に取引されているため、世界レベルでの需要と供給に注目する必要があります。

たとえば、仮想通貨の中でも最も出来高(取引量)が高いビットコインの相場を例に取ると、中国元と米ドル建ての市場が最も規模が大きいのです。

つまり、BTCJPYの市場ではなく、BTCCNYとBTCUSDの市場が全体の価格を引っ張っていると言えます。

ということは、あなたは日本の市場をボーッと見ている場合ではなく、中国元や米ドル建ての市場での価格がどうなっているかを見る必要があるということです。

取引所間で価格が違えば、お互いの価格に影響を与える

例えば、取引所AでBTCUSDのビッドが$400でアスクが$401、そして取引所Bでは同じ通貨ペアのビッドが$350でアスクが$351だったらどうなると思いますか。

この価格差によりアービトラージ(裁定取引)の機会が発生します。取引所Bでビットコインを$351で調達し、取引所Aで$400で売ることができます。

取引所Bでは買いが増えるわけですから、価格は上昇します。取引所Bでは売りが増えるわけですから、価格は下落します。

したがって、取引所AとBの価格差がどんどん縮まり、アービトラージができなくなるところまで価格が変動し、そこで価格の調整がピタっと止まります。

この自然発生的に行われる価格の調整を「神の見えざる手」と言います。アービトラージを実行した者には価格を適切に調整をしたということで報酬がもたらされます。

いまの例はあくまでも取引所が二つだった場合を想定しています。もちろん世界には二つの取引所だけではなく、数多くの取引所が存在するわけですから、それぞれの取引所がお互いのオーダーブック上の価格を影響しあっているわけです。

これが取引所間の価格が連動する仕組みです。

まとめ

仮想通貨は世界的に取引が行われている通貨であるため、最も取引が盛んに行われている市場の価格を見ることが一番大切です。

そして、取引所間の価格が違ったとしても、自然発生的にアービトラージを行う者が現れ、取引所毎に価格が調整されていきます。

神の見えざる手により、遅かれ早かれ世界中の仮想通貨の価格が連動していくのです。

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