信用取引先物取引などの短期的思考で行う取引では価格が思った方向と逆方向に行った場合、少しでも多くの資金を守るために損切りを推奨しています。

信用取引ではコラテラルマージンコールにひっかかったら、強制的に決済されてしまうので、少しでも多くの資金を守るのが大切なのです。

そのようなルールのもとでは損切りは確かに重要です。明日も戦えるように、少しでも多くの資金を守らなくてはいけないからです。

しかし、現物取引ではルールが本質的に違います。現物取引では銘柄が破綻しない限り、価格がどんなに下落しても持ち直すまで損益を確定せずに塩漬けにしておくことができます。

基本的に塩漬けするべきか損切りするべきかは銘柄を買う前に決めておくことが大切ですが、塩漬けにするのもプランのうちなら、それはそれで問題ないわけです。

今回は、現物投資をするならバフェットのように長期的思考で投資をすることを検討してみては?という話をしていきます。

そもそもレバレッジは搾取のシステムだということに気づきましょう

大きな資本を持った投資家達は複利の力でどんどん利益を伸ばしていけるため、レバレッジを使う必要がありません。

じゃ「レバレッジを主に使う人は誰なのか?」ということを考えなくてはなりません。答えは資本を持たなく、手っ取り早く相場から利益を出そうとする初心者です。

「レバレッジをかければ効率良く利益を出せるよ」と取引所や証券会社は言いますが、これは都合の良いセールスピッチです。

このセールスピッチの何がタチ悪いかというと、レバレッジをかけて損失が出たときのことを考えさせないところにあります。効率良く利益が出るということは相場が逆方向に向かえばダメージもそれだけ増えるということです。

初心者は利益にはウハウハ言いますが、損失には耐性がありません。だから、利益が出たときは「まだ利益を出せる」と思って利益を確定させません。でも損失が出たら「もう無理」と言ってすぐに損失を確定させます。これを10回、100回、1000回とやれば長期的には資金がなくなってしまいます。

だからレバレッジは投資に詳しくない初心者から合法的にお金を搾取するシステムであることを理解しましょう。

取引手数料で利益を上げ、資本に物を言わせた価格の操作で多くの無知な初心者トレーダーから莫大な利益を得ているのです。

何回も言いますが、成功している投資家はレバレッジをかけた投資はしません。なぜならレバレッジをかけるのは愚かであると知っているからです。

現物は価格が上がるまでひたすら待つことができる

孫正義は2000年にアリババに20億円投資しましたが、その14年後にアリババは歴史的なIPOを果たして株価が2500倍以上も暴騰しました。

孫正義は現物の投資をしたわけであり、14年もポジションを放置した結果、これだけの含み益を手にすることができました。

数十億円が数兆円に化けたのです。孫正義にとっては短期的な価格の動きなんてどうでもいいわけです。目の前の小銭を拾うことには全く興味がないのです。

また、ウォーレン・バフェットも10年後も成長を見込める企業に投資する長期投資の手法を取っています。ウォーレン・バフェットの言葉で、

「今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けられる株(企業)だけを買いなさい。」

というものがあります。

投資先のファンダメンタルズが良ければ、価格がいまどうなっていようが、取引自体が停止したとしても、バフェットはひたすら待つことができるのです。

バフェットは株価が下がったら、「これはバーゲン価格だ!」と喜び、買い増しを行います。

これができるのは、最初から長期的思考で臨んでいるからです。

株価が短期的にどうなろうが気にしない、長期的に投資先の会社が伸びるのかどうかにだけ狙いを絞っているわけです。

では、バフェットの思考をおさらいします。

A. ウォーレン・バフェットは今後10年間市場が閉鎖しても喜んで持ち続けられる株にだけを現物投資します。
B. 価格が下落したら状況によりナンピンする
C. 価格が上昇するまでひたすら待つ
D. 価格が上昇した一部、または全てを利益確定し、価格の下落をまた待つ
E. 価格の変動を待っている間は金利収入を得るようにする

こうやって、長いスパンで考えているわけですね。

現物派は信用取引をマネーゲームだと知っている

信用取引をやっているトレーダーは孫正義やバフェットのような放置プレイをすることができません。

なぜなら、彼らは差金決済で利益を得ることを前提としていて、価格が短期的に上がるか下がるかを当てるだけのゲームをしているからです。

信用取引ゲームは投資ではなく、投機であり、目の前の小銭を拾う主旨のものです。

価格の短期的な波に一喜一憂し、マージンコールを恐れながらトレードしているわけです。

だから、信用取引では下記のような気まぐれな価格の動きだけでやられてしまうのです。

1. あと1ティックで利益確定というところまで行ったけれど、相場が反転して含み損が出て、最終的にはストップアウトされてしまう。

2. エントリーした後、どんどん価格が下落し、そのままストップアウトされてしまう。その後、あなた無しで相場が暴騰してしまう。

現物の長期投資ではあと1ティック取ろうなんて考えません。また、どんなに価格が下落しても決済さえしなければ、損失は確定しません。

ストップを置かなければ、ストップアウトもされませんし、マージンコールでポジションが強制的に決済されることもありません。

つまり、現物取引ではその銘柄が破綻してなくならない限り、ポジションを持ち続けることができ、利益が出るまで待ち続けることができるのです。

長期投資家が損切りをするときは、投資先の成長が見込めなくなったときだけです。それ以外は勝つまでポジションを塩漬けにするのです。

まとめ

現物の長期投資は最も気楽に行えて、なおかつ感情をいれないことで勝つ可能性が高いことを分かって頂けましたでしょうか。

成功している投資家の思考を分析して自分のやり方に織り交ぜてみると良いと思います。

長期的思考で考える、手っ取り早く儲けることは考えない、価格の下落に一喜一憂しない、損切りするくらいなら最初から買わない、価格が下落したら塩漬けにして放置、目の前の小銭は拾わない、このような視点で考えることです。

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