これからは法人から個人ではなく、個人から個人の時代

コラム

仮想通貨が登場してから、法定通貨を使わない独自の経済圏はどうすれば作れるか考えてきた。

まだ、色々と構想中ではあるが、一つ分かったことがある。

それは既存の「法人」という形態では上手くいかないということだ。

法人とはそもそも「国」のルールに準拠しなければならない時点でパラダイムシフトには向いていない。

色々な規制の対象になるし、法定通貨から出ることができない。

それに、法人から個人に価値提供するという既存の考え方のままではこの変化は起こせない。

なぜなら法人は「利益至上主義」だからだ。

どういうことか説明する。

例えばだけれど、パン屋さんを想像して欲しい。パン屋さんはパンを日々売っている。

でも1日の終わりに売れ残ってしまった分は密かに捨てているよね。

例えば1日の終わりに売れ残ったパンをゴミ捨て場に捨てに行ったら、乞食がそこにいて、

「どうせそのパンを捨てるのなら、そのパンを恵んでくれませんか?」と言う。

でも、パン屋さんはこう言う。

パン屋「今日だけは良いけど、今後はもう来ないでもらいたい。なぜならここに来たらパンを無料でもらえるとあなたに思われたら困りますから。」

乞食「なぜ?そのパンはどうせ捨てるのでしょう?なら良いではないですか。パンの1つや2つくらい。誰にも言いませんから。」

パン屋「ダメなんです。パンを無料であなたにあげ始めたら、私のパンにちゃんと代金を支払って買ってくれる人にとって不公平ですし、

それにあなたにパンを無料であげ始めたら、私自身言ってることとやってることに矛盾が生じて、それに対して罪悪感が芽生えてしまい、私がそもそもパン屋をビジネスとしてやっている意味が自分でも分からなくなってしまうからです。」

実際こんな感じになるのです。

どうせ捨てているものがあったとしても、それを無料で配布し出したら自己矛盾が生じて、ビジネスに影響が出てしまう。

だから矛盾しないように自分を律するようになり、例外を認められなくなり、凝り固まる。

これが法人というか、利益至上主義の弱点なのだよ。

例外に一切適応できなくなる。

だから、独自の経済圏を作るなら、そういうしがらみのない、「個人対個人」がメインで展開されるようになるんだなと。

法人にしちゃうと、既存のマネーシステムや既存の法律や利益至上主義から抜け出せない。

意味が分かるかな?

だから将来「法定通貨を使わない独自の経済圏」が作られるとしたら、

それは法人から個人という流れではなく、個人から個人に物事が流れるという仕組みになるのだよ。

分かる?

じゃ法人格が完全にダメなのかというと、そういう意味ではない。

私が言ってるのは、「国」に認められた形の法人(株式会社とかLLCとか)での形態じゃ無理って言ってるんだよ。

本当に必要なのは雲の上の法人格。

つまり、国に縛られない法人格。

利益至上主義を超越した何か。

それってなんだろうね。

「クリプトカンパニー」?

「クラウドカンパニー」?

そんな感じの法人格がいつかできるのかもね。

どうだろ。

いずれにしても、国に縛られない形での変化がやってくるのだろうね。

コメント