ブロックチェーン上で金を取引できる「Zengold」

中国のMetaverse Blockchainのアセット「Zengold」は、サイト上のICOで瞬く間に売り切れただけではなく、Openledger用に取ってあったリザーブも半日程度で全て売り切れてしまいました。

この人気ぶりは何なのか考えてみましたが、やはり「Zengold」という名前の響きが良いのでしょうか、多くの一般投資家にとってゴールドはイメージしやすい名前なのかも知れません。

ZengoldのWhitepaperを読みましたが、良く見ると、Zengold Tokenには2種類のトークンがあり、それぞれZNG(Zengold)とZGC(Zengold Coin)という名称があります。1 ZNGはShanghai Gold Exchangeに保管される1 gramのリアルゴールドにバッキングされるとのこと。(ZNGは金庫に置かれるゴールドと保有量が同じだということ)

ですが、今回ICOで売り出されたのはZGCの方で、こちらは合計で100,000,000 ZGCトークンが発行され、ICOでは全体の63%が売り出されました。7%はブロガーや翻訳者、コミュニティマネージメントのためのbountry programのために配布され、10%はZengoldチーム用のリワードとリサーチのために置かれ、20%はZengold foundationの開発とオペレーションコストとして使われるとのこと。

じゃ、実際にZGCを買ったところでZNGを買っているわけではないから、ZGC自体は実際のゴールドにバッキングされているという意味ではないじゃないか!という懸念がわくと思いますが、そこの部分はまさにその通りだと思っています。

ZGCは、保有者がZengoldネットワークの利益の一部を受け取る権利を表しています。そして、Zengoldのネットワークが稼ぎ出す利益というのは、ユーザー同士がトランザクションを行う時に「ZGC建てのトランザクションフィー」という形で作られていきます。つまり、Zengoldが流行って、取引が盛んになるほど、ZGCの価値が上がるということですね。

ZNGが「Zengoldの主力商品」でZGCは「Zengoldネットワーク上で使われるトランザクション用トークン」だと考えれば分かりやすいですね。

じゃZNGはどこから作られるかというと、ユーザーによるmintingです。

Whitepaperには”As the first project of ZenAssets, ZenGold users may mint ZenGold tokens by using approved digital currencies, and have the real world gold stored in vault as an endorsement for the digital assets issued.”とありますから、ユーザーは事前に定められた仮想通貨を担保として預けることでZNGトークンを手にすることができ、同量のゴールドは金庫に置かれるという風に理解しています。

次に逆のパターンを考えてみます。Whitepaperには”The users may also freely burn ZenGold tokens at any time, and have equivalent amount of gold redeemed and delivered from the Shanghai Gold exchange vault (the vault).”とありますから、ユーザーは好きなときにZNGをburnすることで、ゴールドをShanghai Gold Exchangeから届けてもらうことができるという風に理解しています。

つまり、ユーザーが仮想通貨を使ってZNGを手に入れる際に、ZNG発行量とShanghai Gold Exchangeの金庫のゴールド貯蔵量は「Oracle」によって厳密にコントロールされていくということになります。

“The mint rate is determined by
index of both Gold price and BTC price constantly and announced to public.”とありますから、ゴールドの価格とBTC価格を常に見張るシステムを置いて、OracleがFractional Reserveに陥らないように厳密にモニタリングされていくということでしょう。

Zengoldはブロックチェーンと実物資産を組み合わせたハイブリッドな仕組みだと言えますね。

この仕組みの面白いところは、ZNGトークンの発行量が増えたら、ZNGを使ってお店で少額決済を行うことができるようになるところですね。ゴールドの購買力を使って、直接商品やサービスを買えるようになるということです。

ビットコインや不換紙幣である法定通貨と違って、ZNGトークンは実際の金によって裏付けされていますし、これは21世紀の金本位制の復活だと言えますね。

Zengoldがトレードできる取引所

Zengoldは現在、BitSharesBit-Zで売買することができます。両方の取引所にアカウントを開いておけば、取引所間のアービトラージができるのでおすすめです。

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