入門編:初心者から始める仮想通貨

仮想通貨の二つの種類

仮想通貨の種類を大別すると二つの種類があると私は考えています。(この分け方は全世界共通というわけではないので、必ずしも他のサイトの解説と一致するわけではありませんのでご注意ください。)

一つ目は「採掘するタイプの仮想通貨」(カレンシータイプの仮想通貨)です。

二つ目は「発行者がいるタイプの仮想通貨」(アセットタイプの仮想通貨)です。

では、それぞれの仮想通貨の種類について解説していきます。

採掘するタイプの仮想通貨(カレンシータイプの仮想通貨)

採掘するタイプの仮想通貨供給量が増える方法にコンピューターのアルゴリズムを採用しているものを指します。

つまり、決められた仕組みに基づいて供給量が増えていくようにあらかじめプログラミングされているので、人間の力でそれを捻じ曲げることができません。

ビットコインなどはこのタイプの仮想通貨に属します。ビットコイン供給量はどう頑張っても約2100万単位を超えないように設計されているので、採掘され尽くしたら、あとはトレードやトランザクションを介してしか手に入れられなくなります。

カレンシータイプのアルトコインPremineIPOを通して一般に売り出された後は、Proof of WorkProof of Stakeのアルゴリズムで供給量が増えていくパターンのコインが多いです。

カレンシータイプの仮想通貨に投資する際は「ビジネスモデル」「将来性」「スケーラビリティ」などを考慮することが必要なので、長期トレーダーにとっては「株式」のような性質を持つといえば持ちますが、一旦市場に出回った後の供給量の増加は採掘によるものなので、短期的にはビジネスそのものによる価格変動というよりはマイナー(採掘者)とトレーダーによるコインの「pump and dump」が繰り広げられる可能性があると言えるでしょう。

カレンシータイプの仮想通貨は下記のページから確認することができます。(リストは完璧ではありませんので、参考程度にとどめておきましょう。)

関連リンク:http://coinmarketcap.com/currencies/

発行者がいるタイプの仮想通貨(アセットタイプの仮想通貨)

発行者がいるタイプの仮想通貨はどちらかというと「株式」のような性質を持ちます。

株式の世界では株式会社が株式を発行します。株式会社は発行済み株式以外にも株式を無から作り出して市場で売ることで増資(資本金を増やすこと)したり、自社株買いをして消却することで発行済み株式の供給量を減らしたりすることができます。

そして人々は株式を発行している株式会社のビジネスモデル、業績、将来性、特典(株主優待、配当)を考慮しながら取引所で売買していくわけです。

このコンセプトをそのまま仮想通貨の世界でやり遂げてしまうのがアセットタイプの仮想通貨です。トークンの供給量は開発元が決めることができるのがアセットタイプの仮想通貨の特徴です。例えば、GetGemzなどはアセットタイプの仮想通貨の良い例だと思います。

GetGemzは「お金がもらえるチャットアプリ」としてLINEなどに対抗して作られたプラットフォームです。ここでいう「お金」とはCounterPartyというプラットフォーム上で作られたGEMZというトークンのことで、GetGemzのアプリ利用者が増えれば増えるほどGEMZの価値が上がるのではないかと期待されています。

発行されるトークンの総数は1億Gemzです。そのうちの半分が初回のIPOで一般に向けて販売されました。開発元が8%を保持し、プロモーション用に12%リザーブし、残りの30%はGemzのユーザーの活動に応じて配られていきます。

実際に配られているトークンは株式ではないですが、開発元のチャットアプリビジネスが成功すればするほど発行したトークンの市場価値が高まったりする要因になるので、まるで株式のような性質を持つことが分かって頂けたと思います。

ですから、アセットタイプの仮想通貨を売買するときは「仮想通貨」を売買しているというより、アセットを発行している開発元の「ビジネスそのもの」を売買していると言った方が適切かもしれません。

仮に開発元のビジネスが何らかの理由で上手くいかなかったらGEMZの価値も上がることがありません。そういう意味ではアセットタイプの仮想通貨は開発元の業績に依存しているので、ある意味IOUの性質を持ち合わせていると言えるでしょう。

アセットタイプの仮想通貨は下記のページから確認することができます。(リストは完璧ではありませんので、参考程度にとどめておきましょう。)

関連リンク:http://coinmarketcap.com/assets/

まとめ

トレードする仮想通貨がカレンシータイプなのかアセットタイプなのかを知っておくのは、テクニカル分析を重視するトレーダーにはそれほど必要のない情報かもしれませんが、ファンダメンタル分析を重視するトレーダーにはマストな情報だと私は思います。

トレードには「買い」と「売り」しかありませんが、取引するコインの性質・背景は知っておくようにしましょう。

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