タイトル通りですが、NFTって規格が乱立していて、どれが良いか分からなく、
一時のブームで終わる気配を私は既に感じているというのが今日のテーマであります。
イーサリアムみたいなブロックチェーンだとNFTを作成するだけでガス代が高く、
Binance Smart Chainのようなブロックチェーン上に成り立つNFTのマーケット(BakerySwap等)では、NFTの規格をv2とかv3とか立て続けにアップデートしているせいで、古い規格上で作ったNFTがすぐに陳腐化してしまうわけです。
せっかくガス代払ってNFT作っても、バージョン4、バージョン5ってすぐに新しくなって、NFTを作り直さないといけなくなるわけです。
非代替性が特徴であるトークンのはずなのに、規格自体が陳腐化して使われなくなったら、またすぐに新しいNFTを作ることになるわけで、非代替性もクソもないわけです。
また、ブロックチェーンをまたいでNFTを作れば、同じアートから複数のNFTを作れるわけです。
これは一つのブロックチェーンだけで見れば非代替性は担保されているようには見えるが、全体(複数のブロックチェーン)を見るとNFTが重複しまくってるという意味です。
さらに、OpenSeaのようにサイトの規模がどんどん大きくなり過ぎてしまうと、ユーザーが増えることでハッカーが集まり、サイトの脆弱性をどんどん突いてきて、気づいたら自分のNFTが盗まれていたと言ったような事が頻繁に起きるようになります。
これらのことから、結局NFTって一部の人にとっての遊びであって、大衆の人生を支えるようなメガニズムにはなり得ないわけです。
ブロックチェーンができた時は、
「やっとこれで人間を信用しなくて良くなる」と一部の人間は思ったはずだったのに、「結局人類ってお互いを信用することなく、繁栄はできないんだな」ということに遅かれ早かれ気づくことになるという事です。
確かに「国は信用できない!だから私はブロックチェーンでやっていくんだ!」と声高らかに言う人はいるんだろうけど、
ブロックチェーン自体がハッキングされることもあるわけだから、私には人間よりもブロックチェーンの方が信用できないのだ。
結局ブロックチェーンは人間がプログラミングしたものなのだから、不完全なものだということなのです。