アルトコインの知識

トレードするべきではないアルトコインの基準

仮想通貨取引所では取引可能なアルトコインの数が星の数ほどあり、どれを取引すれば良いか分からない方もいらっしゃるかと思います。

今回はそのようなアルトコインの海の中でどれを取引するべきではないのか、「フィルターアウトするための基準」についてお話ししていきます。

もちろんフィルターアウトするべきかどうかの基準は人それぞれクライテリアがあるので、人によって考え方は違います。

いまから申し上げる基準はあくまでも私の考えであり、私が「基本的なフィルター」として使っているものなので、参考程度にとどめておいてください。

また、このフィルターにも例外もあることをご理解ください。下記のクライテリアに引っかかっても「将来有望」だと思ったら私は投資しますし、下記のクライテリアに引っかからなくても「なんかダメだな、このコイン」と思ったらトレードしません。

最終的には自分の頭で考えて決めましょう。

そもそも全く調べていないコインのトレードはやめておけ

まず最初に、トレード対象のコインについて全く基礎情報を知らないままトレードするのはやめましょう。これは短期的思考でも長期的思考でも、両方に当てはまることです。

Underlying(基礎となるコイン)が分からないままトレードするくらいなら、トレードしない方がマシです。

Underlyingを調査しなかったら、何をトレードしているかも分からないわけです。他人が何を考えているか予想することも難しいですし、真っ暗闇の中で真剣勝負するようなものです。

最低でもどういうコインなのかを友達に簡単に説明できるくらいの知識は付けておきましょう。

マーケットキャップが小さいコインでの短期売買はやめておけ

次に、マーケットキャップ(時価総額)を調べて、十分なマーケットキャップがあることを確認しておくことが重要です。

coinmarketcap.comに行くとアルトコインのマーケットキャップを確認することができます。

お金は持っているけれどトレードは初心者という方は、あまりランキングの上位にランクインしていないコインで「短期売買」するのはやめておいた方が良いでしょう。

なぜなら、マーケットキャップが小さいということはエレベーターのサイズが小さいということなので、大きな取引には向いていないのです。

エレベーターのサイズが小さい場合、3BTCが10倍の30BTCに化ける可能性はあっても、100BTCを2倍の200BTCにする力はありません。

市場規模の小さいアルトコインを100BTC分も買ったら、流通しているコインのかなりのパーセンテージを一人で所有することになってしまいますし、自分一人の力で価格を吊り上げてしまうことになってしまうからです。そんなことをしたら、買ったコインをうまくさばけなくなってしまうのがオチです。

あなたの取引サイズが時価総額の1%を超えるようなら、市場規模が小さすぎることがボトルネックとなり、短期売買で資金を効率的に増やしていくことが難しくなります。

市場規模が小さいコインをトレードするのなら、多くの場合長期投資向けと考えた方が良いでしょう。

流動性・出来高が少ないコインでの短期売買はやめておけ

最後に、市場規模は十分にあっても、流動性が低いマーケットで「短期売買」するのはやめましょう。

リクイディティ流動性)が低いコインは、買いたいときに買えない、売りたいときに売れないことが多くて四苦八苦する確率が高いからです。

特に、売りたいときに売れないのは逃げ道がないのと同じですので、長期投資するくらいの覚悟がないのならそもそも触るべきではありません。

また、同じアルトコインでも取引所によって取引量が違いますので、これもあらかじめcoinmarketcap.comで確認しておきましょう。各コインのページのMarketsタブに行くと出来高を確認することができます。

最低でも24時間以内の出来高は100BTC以上はあった方が良いでしょう。

1日の取引が10BTCを切っているようなマーケットでは、値動きが全くない日が何日も続くことがあります。そういう市場でもコインを放置することができる長期的思考を持つトレーダーなら別に良いですが、短期売買をしていきたいトレーダーにとってはかなり厳しいでしょう。

あと、現物取引ならともかく、このようなthin market(板が薄い市場)では信用取引はしないようにしておきましょう。信用取引ではポジションを持っているだけで金利を払うことになるので、流動性不足によってポジションがなかなか決済できない場合でも金利を支払い続けることになります。

まとめ

・まず最初にトレード対象のコインについての基礎知識を付けること。

・短期売買をするならマーケットキャップは高い方が良い。マーケットキャップの小さいアルトコインは多くの場合長期投資向けと考えるべき。

・短期売買をするなら出来高は100BTC/日以上ある市場が良い。長期投資をするのなら1日当たりの出来高はそこまでこだわらなくても良いでしょう。

以上のことから、アルトコインのトレードはある意味マニア向けです。そこまでの仮想通貨マニアではないのなら、BTCUSDかBTCJPYの市場でのトレードや従来の株式市場や先物市場でのトレードに徹した方が良いでしょう。